イマジカG、今期経常を70%下方修正、配当も5円減額

配信元:株探
投稿:2018/10/31 15:30
 IMAGICA GROUP <6879> が10月31日大引け後(15:30)に決算を発表。19年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常損益は6.4億円の赤字(前年同期は12.1億円の黒字)に転落した。
 併せて、通期の同利益を従来予想の16.5億円→5億円(前期は24.2億円)に69.7%下方修正し、減益率が31.9%減→79.4%減に拡大する見通しとなった。

 会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比4.7%減の11.4億円に減る計算になる。

 業績悪化に伴い、期末一括配当を従来計画の10円→5円(前期は10円)に大幅減額修正した。

 直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比65.6%減の1.9億円に大きく落ち込み、売上営業利益率は前年同期の2.3%→0.7%に悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  上期の業績については、本日公表いたしました「平成31年3月期 第2四半期決算短信 1.当四半期決算に関する定性的情報」に記載の通りですが、下期以降の見通しについては以下のとおりです。 映像コンテンツ事業において、劇場アニメーション作品及びTVアニメーション作品の制作コストが当初見通しより増加したこと、また映像制作サービス事業においてTVテレビ番組の改編によるポストプロダクションサービスの受注が減少したことにより売上高と営業利益が減少する見込みです。 メディア・ローカライゼーション事業は、下期において欧州向けローカライズサービスの売上高と営業利益が減少する見込みです。 経常利益についても、営業利益減少の影響により、当初見通しを下回る見込みです。親会社に帰属する当期純利益は、特別利益として投資有価証券売却益を計上するものの、経常利益減少の影響により、当初見通しを下回る見込みです。

  当社グループは、株主の皆様に対する利益還元を経営の重要事項の一つと位置づけ、配当につきましては、連結業績に応じた利益配分を基本とし、連結配当性向の目標を30%とし、安定した配当の維持と配当水準の向上を目指しております。 この方針のもと、平成31年3月期の1株あたり配当金については、10円と予想しておりましたが、上記業績予想の修正に伴って、1株あたり配当金予想を5円に修正いたします。
配信元: 株探

関連銘柄

銘柄名称 株価 前日比
612.0
(15:00)
-5.0
(-0.81%)