東邦鉛、上期経常を一転赤字に下方修正、通期も減額

配信元:株探
投稿:2018/10/23 15:00
 東邦亜鉛 <5707> が10月23日大引け後(15:00)に業績修正を発表。19年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常損益を従来予想の36億円の黒字→19億円の赤字(前年同期は63.5億円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。
 上期業績の悪化に伴い、通期の連結経常利益も従来予想の108億円→20億円(前期は131億円)に81.5%下方修正し、減益率が17.9%減→84.8%減に拡大する見通しとなった。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 (第2四半期累計期間)売上高は、亜鉛・鉛の金属相場が当初想定を下回ったこともあり、前回公表値を下回る見込みです。利益につきましても、金属相場が7月以降急速に下落したことから、製錬事業においては在庫評価損が計上されたこと、資源事業においても相場下落や採鉱コスト増の影響から、営業利益・経常利益・親会社株主に帰属する四半期純利益ともに前回公表値に比して大幅減益となり赤字に転じる見込みです。(通期)下期の前提となる市況は、足元の状況も考慮し、下記の通り、金属価格は前回公表前提から下方修正しました。しかしながら、製錬事業においては、下期の相場を一定と見たため、上期に発生した在庫評価損を見込んでいないこと、資源事業においては精鉱生産量が上期に比して増えること等から、下期は上期比大幅増益となり、通期では黒字を確保する見込みです。通期全体でみれば、市況影響は逃れられず、当初公表値に比して売上高は減収、営業利益・経常利益・親会社株主に帰属する当期純利益ともに大幅減益となります。なお、配当予想につきましては、今回は前回予想を据え置くことといたします。
配信元: 株探

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