続落、米在庫増加やサウジの緊迫感後退が重し=NY原油概況

著者:MINKABU PRESS
投稿:2018/10/19 05:15
NY原油先物11月限(WTI)(終値)
1バレル=68.65(-1.10 -1.58%)

 ニューヨーク原油は続落。終値の前営業日比は、期近2限月が1.10~0.99ドル安。その他の限月は0.97~0.15ドル安。

 前日に米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で、原油や石油製品の在庫が増加傾向にあり、全体的に供給過剰となっていることが引き続き相場を圧迫した。トルコにおけるジャーナリスト失踪事件を巡って、サウジアラビアに対する風当たりは依然として強いものの、サウジと友好的なつながりを絶とうとする動きはみられず、サウジが主要国に原油を利用して攻撃するとの見方はしぼんでいる。トランプ米大統領は「テロやイラン問題などに対処するうえで、サウジは必要な存在」と述べている。

 時間外取引で12月限はじりじりと水準を切り下げ、通常取引序盤には68.55ドルまで下げ幅を拡大。その後、下げ幅をほぼ解消する場面はあったものの、上値は重く、引け近くには68.53ドルまで安値を塗り替えた。

(minkabu PRESS編集部)

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