東京株式(大引け)=103円高、円安やアジア株上昇など背景に後場切り返す

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2018/10/12 15:47
東京株式(大引け)=103円高、円安やアジア株上昇など背景に後場切り返す  12日の東京株式市場はリスク回避ムードが一巡、日経平均は前場に軟調な展開を強いられたものの、後場に入り広範囲に買い戻されプラス圏に切り返した。

 大引けの日経平均株価は前営業日比103円80銭高の2万2694円66銭と反発。東証1部の売買高概算は16億8884万株、売買代金概算は3兆3416億5000万円。値上がり銘柄数は1130、対して値下がり銘柄数は926、変わらずは53銘柄だった。

 きょうの東京市場は、寄り付きはオプションSQ算出に伴うイレギュラー商いの影響もあって大幅続落でスタートしたが、その後は下げ幅を縮小する展開となった。前日の米国株市場ではNYダウが続急落、2日間で1370ドルを超える下げをみせたことでリスク回避ムードが強かった。しかし、取引時間中は外国為替市場で一貫して円安基調となったことに加え、アジア株が総じて高く、中国・上海株市場も午後に入り堅調な値動きをみせたことが買い安心感につながった。日経平均は後場後半にプラス圏に浮上、大引けは100円を上回る上昇となった。業種別には機械、電機セクターなど輸出株が強く、全体相場の戻りを後押しする形。一方、金融セクターは軟調だった。売買代金はオプションSQに絡む上積みはあったが、3兆3400億円台と高水準だった。

 個別では、売買代金首位のソフトバンクグループ<9984.T>が買われ、任天堂<7974.T>も上昇。東京エレクトロン<8035.T>SUMCO<3436.T>など半導体関連も総じて切り返す動き。資生堂<4911.T>も買い優勢だった。コシダカホールディングス<2157.T>がストップ高に買われ、乃村工芸社<9716.T>も大幅高、ディップ<2379.T>も物色人気となった。ネオス<3627.T>が大幅高、ソースネクスト<4344.T>アウトソーシング<2427.T>も高い。

 半面、ファーストリテイリング<9983.T>が値を下げ、ユニー・ファミリーマートホールディングス<8028.T>も安い。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>などメガバンクも冴えない。ここ全体に逆行して上昇基調にあった多木化学<4025.T>は大きく利食われ一時ストップ安。明光ネットワークジャパン<4668.T>パーク24<4666.T>なども大幅安となった。

出所:minkabuPRESS
配信元: みんかぶ

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