ドル/円、底入れなるか
昨日のドル/円は世界同時株安の流れの中で6日続落。ただ、111円台後半で下げ渋るなど下値の堅さも感じられる小幅安の展開であった。こうした動きからは112.00円前後で底入れの可能性も窺えるところだが、そのカギはやはり株価が握っているのだろう。世界の株式市場に落ち着きが戻れば、ドル/円も底入れの公算が高まろう。まずは日経平均や上海総合など、昨日全面安となったアジア株の動向が注目される。また、本日は中国9月貿易収支が発表予定となっている。米国との貿易摩擦の影響は避けられないと見られ、輸出・輸入ともに伸びが鈍化する見通しだ。輸出の大幅な減少などによって中国景気の減速懸念が高まる事がないか注意しておきたい。