きのうに続いて上値の重さも意識されました
日経平均は+2円高の23674円とわずかに5日続伸しました。
朝方は、欧州株高やNYダウの続伸などを好感して高く始まりましたが、前引けにかけては上げ幅を縮小する流れとなりました。
後場に入ると先物にまとまった買いが入ったことから、高値では+109円高の23781円まで上昇する場面もありましたが、14時過ぎに自由民主党の総裁選挙で安倍総裁が3選を果たすと、目先の材料出尽くし感などから売りに押され、安値では-90円安の23582円まで下落転換する場面もありました。
その後は値を戻したものの、相場が急ピッチで上昇してきたことから過熱感への警戒も強く、利益確定売りが上値を押さえて方向感に欠ける動きになりました。
米中貿易摩擦に対する過度な警戒感の後退から建機株などが上昇し、米長期金利の上昇を受けて利ざや改善期待で金融株も買われました。
また一部報道が関係者の話として中国が大半の貿易相手国からの輸入品に課している平均関税率を来月にも引き下げることを計画していると報じたことも、中国関連銘柄の後押しとなりました。
東証1部の売買代金は2兆9830億円、騰落銘柄数は値上がり1090銘柄、値下がり932銘柄、日経225採用銘柄では値上がり131銘柄、値下がり89銘柄でした。
日経ジャスダック平均は5営業日ぶりに反落、東証マザーズ指数は4営業日ぶりに反落しました。
日経平均のテクニカル指標は高値圏のものと高値圏に近づくものが増えています。
自民党総裁選は事前予想通りに安倍首相の3選となりましたが、想定以上に石破氏の得票数が増えたことから、安倍首相の求心力低下を意識する動きも出始めました。
すぐにどうこうということはないでしょうが、来年の統一地方選や参院選の結果次第では、早期退陣を迫られる可能性が出てきたことは頭の隅に置いておいた方がいいと思います。
日経平均の株価チャートでは、きのうときょうの日足で同じような位置で陰線が並びました。
急ピッチの上昇が続くなかきのうは前日の終値から大きく上に放れて高く始まったのに、始値よりも終値の方が安い陰線となり、安値引けとなりました。
きょうはきのうの失速を跳ね返す高寄りとなったものの、その後は上値の重さが意識されて結局は陰線で終わりました。
どちらの形も買い疲れ感が意識されますし、テクニカル指標の高まりからも目先の過熱感は強く意識されていると思います。
7日の安値22172円から19日の高値23842円まで約1669円も上昇しましたので、スピード調整が入るのはごく自然な動きだと思います。
この上昇の3分の1押しにあたる23285円や半値押しの23007円、勢いがつけば25日線(今日現在:22702円)などを目指す下落が起こっても何も不思議はありません。
やはり目先は段階的に利益確定売りを進めるところだと思いますし、反動安も出やすい状況にあると思います。
朝方は、欧州株高やNYダウの続伸などを好感して高く始まりましたが、前引けにかけては上げ幅を縮小する流れとなりました。
後場に入ると先物にまとまった買いが入ったことから、高値では+109円高の23781円まで上昇する場面もありましたが、14時過ぎに自由民主党の総裁選挙で安倍総裁が3選を果たすと、目先の材料出尽くし感などから売りに押され、安値では-90円安の23582円まで下落転換する場面もありました。
その後は値を戻したものの、相場が急ピッチで上昇してきたことから過熱感への警戒も強く、利益確定売りが上値を押さえて方向感に欠ける動きになりました。
米中貿易摩擦に対する過度な警戒感の後退から建機株などが上昇し、米長期金利の上昇を受けて利ざや改善期待で金融株も買われました。
また一部報道が関係者の話として中国が大半の貿易相手国からの輸入品に課している平均関税率を来月にも引き下げることを計画していると報じたことも、中国関連銘柄の後押しとなりました。
東証1部の売買代金は2兆9830億円、騰落銘柄数は値上がり1090銘柄、値下がり932銘柄、日経225採用銘柄では値上がり131銘柄、値下がり89銘柄でした。
日経ジャスダック平均は5営業日ぶりに反落、東証マザーズ指数は4営業日ぶりに反落しました。
日経平均のテクニカル指標は高値圏のものと高値圏に近づくものが増えています。
自民党総裁選は事前予想通りに安倍首相の3選となりましたが、想定以上に石破氏の得票数が増えたことから、安倍首相の求心力低下を意識する動きも出始めました。
すぐにどうこうということはないでしょうが、来年の統一地方選や参院選の結果次第では、早期退陣を迫られる可能性が出てきたことは頭の隅に置いておいた方がいいと思います。
日経平均の株価チャートでは、きのうときょうの日足で同じような位置で陰線が並びました。
急ピッチの上昇が続くなかきのうは前日の終値から大きく上に放れて高く始まったのに、始値よりも終値の方が安い陰線となり、安値引けとなりました。
きょうはきのうの失速を跳ね返す高寄りとなったものの、その後は上値の重さが意識されて結局は陰線で終わりました。
どちらの形も買い疲れ感が意識されますし、テクニカル指標の高まりからも目先の過熱感は強く意識されていると思います。
7日の安値22172円から19日の高値23842円まで約1669円も上昇しましたので、スピード調整が入るのはごく自然な動きだと思います。
この上昇の3分の1押しにあたる23285円や半値押しの23007円、勢いがつけば25日線(今日現在:22702円)などを目指す下落が起こっても何も不思議はありません。
やはり目先は段階的に利益確定売りを進めるところだと思いますし、反動安も出やすい状況にあると思います。