ドル円は112円台前半での神経質な展開=NY為替チェック

著者:MINKABU PRESS
投稿:2018/09/20 00:58
 ドル円は112円台前半での神経質な展開が続いている。米株式市場でダウ平均は大幅高、米国債利回りも上昇しておりドル円にとっては外部環境は追い風となっているが、ドル円の上値は重い。先ほどから下げ渋ってはいるものの、欧州通貨が伸び悩んでおり、クロス円の下落がドル円を圧迫している。一方でドル高が強まる雰囲気もない。

 米中貿易問題はエスカレートしているものの、経済への影響は限定的との見方も出ており懸念は一服している。ドル円も底堅い展開が見られており上向きの流れを維持しているものの、上値は軽くはないようだ。112.40円から上が重いようだが、112.50円にかけて日本の輸出企業の中間期末に向けた売りオーダーも大量に観測されている。

 きょうは日銀決定会合が行われ大方の予想通り政策は据え置きとなった。黒田総裁の会見も保護主義の動きへのリスクに言及していたものの概ねこれまでの姿勢を堅持しており、無難な通過となった。

USD/JPY 112.24

minkabu PRESS編集部 野沢卓美

このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。

配信元: みんかぶ(FX/為替)