今回は荒れるSQ週にはなりませんでしたので

著者:斉藤紀彦
投稿:2018/08/09 16:29

積極的に売買するチャンスはほぼありませんでした

けさは、NYダウの反落や市場予想を下回った6月の機械受注統計、円高ドル安を嫌気した売りから安く始まりましたが、その後は上海株の上昇や円安ドル高に振れたことなどから小幅高に転じる場面もありました。

日米の閣僚級通商協議を控えて様子見の投資家が多く、売買は引き続き低調でした。

東証1部の売買代金は2兆1833億円、騰落銘柄数は値上がり849銘柄、値下がり1157銘柄、日経225採用銘柄では値上がり78銘柄、値下がり138銘柄となっています。

資生堂が約22円、日経平均を押し上げた一方、スズキが約17円、押し下げています。

日経ジャスダック平均は小反落、東証マザーズ指数は小幅ながら3日続伸しました。

日経平均のテクニカル指標はほぼ中立圏ですが、高値圏に近いものがやや目立ちます。

結局今回は荒れるSQ週とはなりませんでしたので、あまり積極的に売買するチャンスはありませんでした。

あすの8月限SQ通過後に方向性が出るまでは様子見でいいかもしれません。

新興市場もあす以降の動きによっては一度利益確定売りを進めた方がいいような形になるかもしれませんので、注意が必要だと思います。
斉藤紀彦
ザイナスパートナー株式会社 代表取締役社長
配信元: 達人の予想