ドル円は一時111.40円近辺まで下落 米高官の発言も圧迫=NY為替チェック

著者:MINKABU PRESS
投稿:2018/07/21 03:59
 NY時間の終盤に入ってドル円の戻り売りが続いており、一時111.40円近辺まで下げ幅を広げている。きょうはトランプ大統領の発言でドル売りが強まっており、ドル円も利益確定売りが強まる展開。大統領はツイッターで「中国やEU、自国通貨を操作してきた。引き締めはこれまでの努力全てを損なう。ドル高は競争力を奪う」などと、FRBの利上げ姿勢とドル高に苦言を呈した。

 先ほどホワイトハウスの高官から「大統領は年内あと2回の利上げを懸念している」との発言が伝わっていたことも、ドル円を圧迫しているようだ。

 きょうの下げで10日線を下回ってきており、目先は本日111.20円付近に来ている21日線が下値目標として意識される。一方、この2日間の下げで過熱感は一気に解消されており、過熱感を示す指標であるRSIは53まで低下している。

USD/JPY 111.54

minkabu PRESS編集部 野沢卓美

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