人民元安の下落が関税部分を相殺
本日のオセアニア時間に「トランプ大統領は2,000億ドル相当の対中関税リストを公表する予定」と報じられたことで、ドル円は一時110円台後半に押し戻されています。再度の貿易戦争を意識してリスクオフの動きに向かっているわけですが、私としてはこの動きは長続きしないのでは?と考えています。
と言うのも、このところドルに対して人民元安が進んでおり、人民元安の下落が関税部分を相殺→中国経済に与えるインパクトはそれほど大きくないことに市場が気づいているからです(ドル円は同じベクトルに向かうことになり、ボラティリティが小さく、クロス円の方がボラティリティは高まる可能性が高い)。
このところの市場はリスクオフ材料に対する動きが限定的、「良いとこどり」相場を形成する傾向にあることも、長続きしないと考える理由です。
と言うのも、このところドルに対して人民元安が進んでおり、人民元安の下落が関税部分を相殺→中国経済に与えるインパクトはそれほど大きくないことに市場が気づいているからです(ドル円は同じベクトルに向かうことになり、ボラティリティが小さく、クロス円の方がボラティリティは高まる可能性が高い)。
このところの市場はリスクオフ材料に対する動きが限定的、「良いとこどり」相場を形成する傾向にあることも、長続きしないと考える理由です。