株価は底打ち?これから上がる?【2018/07/09-07/13】

著者:横山利香
投稿:2018/07/08 09:22

底打ち確認できればリバウンド狙いで

日経平均株価は7月6日金曜日、2万1,788.14円で取引を終えました。前回「三角保ち合いを下に抜けて下落トレンドを形成。下げ止まりが確認できれば、リバウンド狙いの逆張りで短期売買がよい」と解説しました。
株価は目標株価の範囲を下に抜けた一週間でした。

米国の株式市場は、ニューヨークダウとナスダックともに反転に転じた一週間でした。
ドル円相場は小動きの一週間でした。

気になるのは、日経平均株価の今後の動きです。

株価チャートを分析する限りでは、株価は75日移動平均線を下に抜け、下落トレンドが継続しています。日銀がETF買入を行わなかったこともあり、節目である2万2,000円を割り込んでしまいました。
目標上値は2万2,300円、下値は2万1,400円、それぞれプラスマイナス200円とします。
短期的にはボラティリティが拡大しているので、底打ちが確認できればリバウンド上昇の可能性も考えられます。ただし、中長期的には三角保ち合いでの推移が続いていますので、逆張り戦略の短期売買がよいでしょう。
また、東証マザーズ指数が一時1,000ポイントを割り込んでしまうなど、多くの銘柄が下落する地合いになりました。短期的な底打ちが確認できればリバウンド上昇の可能性もありますが、チャートが崩れた銘柄も多く、無駄に売買をして資産を削らないようにしましょう。

夏休みシーズンが到来し、閑散とした地合いになる可能性もあります。「休むも相場」の格言にもあるように、難しい場合にはお休みをして、銘柄の選別などに時間を費やしましょう。
横山利香
認定テクニカルアナリスト(CFTe)
配信元: 達人の予想