今週の日経225(TFX)独立記念日に雇用統計!(7/2週)
【先週の日経225の動向と今週の主要イベント】
先週の日経225(TFX)は続落。週初22,618円で寄り付いた日経225(TFX)は、米中貿易摩擦懸念や米国株の下落を受け、上値の重い展開で推移。週末にかけては、日銀によるETF買い期待や為替が円安に振れたことから下げ幅を縮小し、22,406円で引けました。
今週の主な経済指標は図のとおりです。経済イベントとしては、特に2日の米6月ISM製造業景気指数、5日のADP雇用者数、ISM非製造業景気指数、6日の雇用統計に注目が集まります。また、6日に中国に対する追加関税の発動などもあり、引き続き、米中貿易摩擦の加熱懸念にも注意が必要です。
【日経225(TFX) 週足 チャート】
日経225(TFX)の週足チャートです。
先週の日経225(TFX)は、26週移動平均線や13週移動平均線を割り込んで引けました。
ストキャスティクスは高い水準で下向きになっているため、短期的には22,000円から23,000円までの中段保ち合い継続といったスピード調整の展開が続きそうですが、長期的には、13週、52週移動平均線が上向きで、13週移動平均線が26週移動平均線を上回って推移しているため、少し間合いを保ってから引き続き押し目買いを考えたいところです。
【日経225(TFX) 日足 チャート】
日経225(TFX)の日足チャートです。
一方、日足チャートは、価格が転換線と基準線、一目雲の上限に上値を抑えられ、200日移動平均線に下支えされる形で推移しています。
200日移動平均線が上向きで一目の雲も右肩上がりでの推移となっているため、中長期的には上昇トレンドと読み取れますが、転換線や基準線、雲の上限はレジスタンスとして機能するものと思われ引き続き、上値の重い展開が予想されます。
このコメントは弊社テクニカルアナリスト山口の個人的な見解で、内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもありません。ご理解のほどよろしくお願いいたします。
フジトミ証券株式会社 チーフ・テクニカルアナリスト
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