[6月22日版] 日経平均また 2万3000円で下がる?

著者:中原良太
投稿:2018/06/21 22:11

日経平均また 2万3000円で下がる?】

6月21日、日経平均は137円61銭高となりました。東証一部の業種別で見ると、全33業種中、13業種が値上がりし、値下がりした業種は20業種となりました。

先物が弱気に推移しているものの、日本株市場は強気に推移。日本株は連続して3桁上昇となりました。円安の進行が追い風となり、堅調に推移したのだと考えられます。

上がったり、下がったりの繰り返しで、なんとも方向感の無い相場が続いていますね。4月は堅調に推移した日経平均も、ここ2カ月は2万2000円〜2万3000円を行き来するばかり。どっちつかずの動きが続いています。

本格的なボックス相場入りとなれば、2万3000円で売りが膨らみ、2万2000円で買いが膨らむ…のように、レンジでの行き来が繰り返されるでしょう。ここ2営業日ほどは、相場の上昇が目立ちますので、そろそろ反落が来そうってところでしょうか。

上昇が期待しづらい、今のような状況では、ここ1ヶ月で大きく上昇した株ほど、換金のために売られやすいと考えられます。よって、こういった銘柄には、注意しておく必要があるでしょう。

ちなみに、ここ1ヶ月で大きく上昇した業種は、以下の3業種です。

【ここ1ヶ月で大きく上昇した業種別株価指数】
◯ 陸運(前月比+4.35%)
◯ サービス(同+2.79%)
◯ 食料品(同+2.16%)

以上の3業種については、ここ1ヶ月で大きく上昇しました。これから、換金売りされやすいと考えられます。

CME日経平均先物は、6月21日20時17分現在で対日経平均比-178円。そこそこ弱気です。日本株市場は、しばらく上値が重いと考えられます。

今のところは、あまり資金を投入せず、様子見しておくのが良いでしょう。6月22日は、弱気で臨みます。今まで以上に、リスク管理に気をかけておきたいですね。

…ということで。6月22日も、気を引き締めていきましょ~!
中原良太
株式会社テラス システムトレード開発者
配信元: 達人の予想