対ドル・対円で史上最安値更新
今週については、別の通貨ペアのお話をしたいと考えておりましたが、朝の流動性が低下している中、
ドル/トルコリラで仕掛け的なトルコリラ売りの動きが持ち込まれ、対ドル・対円で史上最安値を更新したため、まずはトルコリラについてお伝えしたいと思います。
トルコは新興国特有のインフレ率の高さから(原油価格の上昇も追い打ちをかけている)利上げを実施すべきとのところ、エルドアン大統領が真逆の利下げ発言していることから、中央銀行の信頼性が失われ、トルコリラ売りに繋がっています。
先週、中央銀行の緊急会合、さらには、エルドアン大統領との会談も実施されましたが、未だ何も策を打ち出せておらず、市場が催促する形でトルコリラ売りを仕掛けてきているものと思われます。
時間の経過はハードルを高めることになり、先週一部で囁かれていた利上げ幅についても2%と見られています。
仮に通貨安防衛に向け、トルコ中銀が緊急会合を開き、利上げに踏みきったとしても、その利上げ幅が上段で触れた2%を下回るものであれば、
市場の失望をさらに買うことにもなりかねず、かなりトルコ中銀は追い込まれていると言えるでしょう。
史上最安値を更新していると言う事は、言い換えるならば、目先の下値メドは無いと言う事を意味します。
過去のチャートを目を皿のようにして見ていたところ、2011年4月から10月の半年間でトルコリラ円は29%下落していることを確認しました。
仮にこの下落率を今年の高値(1月5日)の30.24円に掛け合わせると、21.47円という数値が弾き出されます。
もちろん、トルコ中銀がこの先、何も策を打ち出せず、トルコリラ売りのトレンドが続いていれば、この数字も通過点となるかもしれませんが、一つの参考にはなるのではないでしょうか。
<資料>ドル/トルコリラ(日足)の推移
ドル/トルコリラで仕掛け的なトルコリラ売りの動きが持ち込まれ、対ドル・対円で史上最安値を更新したため、まずはトルコリラについてお伝えしたいと思います。
トルコは新興国特有のインフレ率の高さから(原油価格の上昇も追い打ちをかけている)利上げを実施すべきとのところ、エルドアン大統領が真逆の利下げ発言していることから、中央銀行の信頼性が失われ、トルコリラ売りに繋がっています。
先週、中央銀行の緊急会合、さらには、エルドアン大統領との会談も実施されましたが、未だ何も策を打ち出せておらず、市場が催促する形でトルコリラ売りを仕掛けてきているものと思われます。
時間の経過はハードルを高めることになり、先週一部で囁かれていた利上げ幅についても2%と見られています。
仮に通貨安防衛に向け、トルコ中銀が緊急会合を開き、利上げに踏みきったとしても、その利上げ幅が上段で触れた2%を下回るものであれば、
市場の失望をさらに買うことにもなりかねず、かなりトルコ中銀は追い込まれていると言えるでしょう。
史上最安値を更新していると言う事は、言い換えるならば、目先の下値メドは無いと言う事を意味します。
過去のチャートを目を皿のようにして見ていたところ、2011年4月から10月の半年間でトルコリラ円は29%下落していることを確認しました。
仮にこの下落率を今年の高値(1月5日)の30.24円に掛け合わせると、21.47円という数値が弾き出されます。
もちろん、トルコ中銀がこの先、何も策を打ち出せず、トルコリラ売りのトレンドが続いていれば、この数字も通過点となるかもしれませんが、一つの参考にはなるのではないでしょうか。
<資料>ドル/トルコリラ(日足)の推移