日経平均株価23000円越えなら大幅高も

著者:西村剛
投稿:2018/05/22 16:07

23000円を恒常的に越えてくるかがポイント

22日の日本株市場は下落しました。日経平均株価は前日比0.1%マイナスの22960円34銭、マザーズ指数は前日比0.7%プラスの1179.01ポイントとなりました。前日の米国株式市場が大きく上昇したことを受け、日経平均株価は寄り付きこそプラスで始まりましたが、その後は上値が重い展開が続き終値ではマイナスに転じました。

為替の円安トレンドが続くなか、米国ダウ指数が25000ドルの大台を回復したにもかかわらず、日経平均株価は23000円を上値に頭打ちの展開が続いています。3月末から続いた短期的な上昇トレンドが転換点に差し掛かっている可能性があります。

日経平均株価の価格帯別出来高を見ると、22700円から23000円に出来高が多くなっており、日経平均株価の23000円は、利益確定の売りが出やすい価格帯と言えるでしょう。ただ価格帯別出来高を見る限り、23000円の水準を抜けてくれば23500円までは出来高があまりない価格帯ですので一気に上昇が見込まれます。ですので今の戦略としては、日経平均株価の短期的な上値を23000円と考えつつ、仮にその水準を抜けてくればもう一段の上昇があると考えておくのがよいでしょう。23日の日経平均株価は引き続き小動きの展開を予想し小幅高とします。
西村剛
フェアトレード株式会社 代表取締役
配信元: 達人の予想