<動意株・16日>(前引け)=日本電子、洋缶HD、藤倉ゴム工業

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2018/05/16 11:41
<動意株・16日>(前引け)=日本電子、洋缶HD、藤倉ゴム工業  日本電子<6951.T>=大幅高で5日続伸し年初来高値を更新。同社は15日取引終了後、19年3月期通期の連結業績予想を発表した。売上高は1100億円(前期比5.2%増)、営業利益は52億円(同32.4%増)、最終利益は40億円(同11.7%減)を見込んでいる。同社グループは、中期経営計画「Triangle Plan」(16年~18年度)の諸施策を強力に推進し、受注・売上の確保とともに原価改善を確実に実施して、計画の達成に向け努力している。電子ビーム描画装置および電子ビーム蒸着用電子銃・電源や、生化学自動分析装置および免疫分析装置の拡大が見込まれる。

 東洋製缶グループホールディングス<5901.T>=大幅高。同社が15日取引終了後に発表した19年3月期の連結業績予想は、売上高が8000億円(前期比1.9%増)、営業利益は340億円(同6.7%増)、最終損益は220億円の黒字(前期247億4000万円の赤字)を見込んでおり、買い安心感が広がった。また、発行済み株式数の8.9%に相当する1800万株を上限とする自社株買いと1491万2905株の自社株消却を発表しており、これを好感する買いを呼び込んでいる。

 藤倉ゴム工業<5121.T>=急反発。同社は15日、埼玉県産業技術総合センターと共同で、マグネシウム蓄電池の試作品を完成させたと発表。これが材料視されているようだ。 今後の展開としては、今年度から試作した蓄電池を実際の機器に搭載して性能評価を行うことでより高性能な蓄電池と活用製品の開発を進め、20年度からは想定されるさまざまな使用環境下で安全性や性能安定性の評価を実施。22年度からは蓄電池を大量生産した時の性能のばらつきの抑制やコストダウンを図ることなどを目的とした、商品化に向けての開発を進めるとしている。

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出所:minkabuPRESS
配信元: みんかぶ

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