鉄建建設、前期経常を一転12％増益に上方修正、配当も25円増額

　鉄建 <1815> が4月24日大引け後(16:00)に業績・配当修正を発表。18年3月期の連結経常利益を従来予想の57億円→68.8億円(前の期は61.4億円)に20.7％上方修正し、一転して11.9％増益見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の18.2億円→30億円(前年同期は32.7億円)に64.7％増額し、減益率が44.3％減→8.3％減に縮小する計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の50円→75円(前の期は10→1の株式併合前で5円)に大幅増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　(個別業績予想）　営業利益は、主に土木工事の完成工事総利益の増加に伴い、前回予想を約４億円上回る見込みです。経常利益は、営業利益の増加と営業外収支の改善等により、前回予想を約10億円上回る見込みです。当期純利益は、経常利益の増加と税金費用の低減（約７億円）等により、前回予想を約１9億円上回る見込みです。（連結業績予想）主に個別（当社）の業績予想の修正に伴い、連結業績を修正するものです。

　　当社は、経営基盤の維持補強のための内部留保に努めつつ、株主様に対する利益還元については安定配当の継続を重視した利益配分を基本方針としています。この基本方針のもと、今回の業績予想の修正を踏まえ、平成30年３月期の配当予想を、これまで１株当たり50円としていたものを、１株当たり75円に修正いたします。　なお、本件は平成30年６月開催予定の第77回定時株主総会の決議をもって正式に決定、実施する予定です。（注）本資料における業績予想については、発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後様々な要因によって業績予想と異なる場合があります。