三浦工が高値圏で頑強、バラスト水処理装置の販売体制強化へ

投稿:2017/05/15 14:04

 三浦工[東1](6005)は、5月10日に1989円の年初来高値と買われた後、高値圏で頑強な動きとなっています。

 10日付の日本経済新聞四国では「同社は貨物船などに取り付けるバラスト水処理装置の販売体制を強化する。船舶に処理装置の搭載を義務付ける国際条約が9月に発効することを受け、造船各社や船主に同社製品の採用を働きかける。海外拠点も活用して需要を開拓し、2019年3月期に売上高100億円と前期見込みの4倍弱に伸ばし、5年後には中小型船で世界シェアで1割を狙う」と報じています。

 「2004年の船舶のバラスト水及び沈殿物の規制及び管理のための国際条約」が今年9月8日に発効します。同条約は、バラスト水に含まれる生物の排出に伴う環境への被害を防止するため、船舶に対してバラスト水の適切な管理を求めていることに対応したもので、批准国の船舶はこの条約発効から5年以内にバラスト水処理装置の設置を行わなければならないことから、15日に予定される同社の3月期決算発表に対する期待が高まっています。

 信用取組倍率は0.63倍の売り長の好需給で、逆日歩がついていますから、押し目に買いが入りやすくなっています。

 昨年9月27日高値2075円を突破出来れば、同6月7日高値2478円を目指す余地も出てきますので、市場の関心を集めそうです。

 また、他のバラスト水処理関連銘柄が動意付くキッカケとなるか注目すべきでしょう。

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リンク記事:トリケミカル[JQ](4369)が連日上場来高値、カリスマ投資家の取得で上昇に弾み2016年3月31日
リンク先:https://money.minkabu.jp/55136

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■トリケミカル[JQ](4369)
1130円紹介(2016/3/31)→2547円(2016/10/26)まで上昇

 今後も投資に役立つ視点で投稿していきますので、是非注目して下さい。
 
【みんかぶ】三浦工業(東1:6005)
 

配信元: みんかぶ株式コラム