ティラド[東1](7236)、ラジエータは建機向けのほかPHV向けも手掛ける
ティラド[東1](7236)が、前週17日に346円(+10円)と上昇。347円(+11円)と買われ9日につけた昨年来高値342円を更新しました。
中国国家統計局が今月14日発表した経済指標の多くが市場予想を上回って改善したことを受け、中国景気の回復で建機需要が増えるとの期待感を背景に建設機械関連が堅調です。
また、米連邦準備理事会(FRB)による今後の利上げが緩やかなペースにとどまるとの見方が市場で拡がったため、新興国からの資金流出懸念が後退したことも後押ししています。
ティラド[東1](7236)は、主にラジエータ、オイルクーラ、EGRクーラ、インタークーラ、レキュパレータ、空調機器用フィンコイルなど、ほか各種熱交換器を手掛けていますが、建機用大型モジュールラジエータや建産機用熱交換器モジュール、フォークリフト用ラジエータといった建設機械向けに熱交換器を供給していることが注目されています。
加えて、プラグインハイブリッド車(PHV)や電気自動車(EV)の需要は増える見通しと伝わっており、同社がPHV用のモータオイルクーラやEGRクーラ、ラジエータなど環境に配慮した製品の開発・提案・販売を強化していることも市場の関心を集めていると思われます。
足元の業績ですが、2017年3月期業績予想の上方修正を発表済みで、今3月期営業利益は30億円(前期比3.4倍)と回復を見込む。今期予想PER13倍台・PBR0.69倍台と割安感があります。
14年4月から、自動車用、二輪車用、建設産業機械用を問わず、すべてのカテゴリーでグローバルな競争に対応する為に、第10次中期経営計画『T.RAD-10』を推進していますが、この4月から新たな中期経営計画を打ち出すと見られることから、今後の展開に期待は高まりそうです。
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リンク記事:トリケミカル[JQ](4369)が連日上場来高値、カリスマ投資家の取得で上昇に弾み2016年3月31日
リンク先:https://money.minkabu.jp/55136
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■トリケミカル[JQ](4369)
1130円紹介(2016/3/31)→2547円(2016/10/26)まで上昇
今後も投資に役立つ視点で投稿していきますので、是非注目して下さい。
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