三菱UFJが堅調展開、トランポノミクスの恩恵で三菱村復活に弾みつくか
前週11日に三菱UFJ[東1](8306)が、607.9円(+50.4円)と続急伸し、売買代金トップで600円どころの上値抵抗線を突破してきました。
トランプ氏勝利でビジネスチャンスが拡がるとの見方から買い優勢となっています。
12日付の日本経済新聞朝刊は「ドナルド・トランプ氏が勝利した米大統領選を受け、三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)など3メガバンクは北米戦略を練り直す。トランプ氏の公約は法人税率引き下げなど米経済の活性化策が主軸。保護主義的な政策に不透明感も漂うが、北米向け融資を拡大させてきたメガバンクにとって好機とみる向きもある。」と報じています。
クレディ・スイス証券は10日付で、トランプ氏の勝利による恩恵は銀行セクター内で三菱UFJ[東1](8306)が最も大きいと指摘しています。金融規制緩和と景気刺激策はメガバンクにプラス。MUFGユニオン・バンクを傘下に持ち、持分法適用会社のモルガン・スタンレーが収益に貢献するほか、景気刺激策が米国の長短金利差の拡大につながり、収益が改善されると見られています。
また、日本経済新聞社では10月31日に「三菱重工業は31日、経営戦略全般を担う『グローバル本社』機能を東京・丸の内地区に新設すると発表した。現在は東京・品川地区に本社ビルを構えているが、グローバル本社は2018年に竣工予定の大型ビルに入居する。丸の内地区には三菱グループの有力企業の本社が多い。三菱重工が丸の内に本社機能を戻せば、三菱グループの有力企業がそろって経営の中枢を置く『三菱村』が復活する。」と伝えています。
トランプ氏の経済政策「トランポノミクス(Trumponomics)」で、三菱UFJ[東1](8306)に収益機会が拡がれば、三菱グループの有力企業もその恩恵を受ける可能性は大きく、三菱村の復活が現実味を帯びてきます。
三菱UFJ[東1](8306)をはじめとした三菱グループの動向から目を離せない状況と言えそうです。
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リンク記事:WSCOPEはFFRIなどに続くか、レオス取得銘柄に関心向かう(2015年9月8日)
リンク先:https://money.minkabu.jp/51852
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■WSCOPE[東1](6619)
1870円紹介(2015/9/8)→3675円(2016/5/13)まで上昇
今後も投資に役立つ視点で投稿していきますので、是非注目して下さい。
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