チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップします。
東プレ(5975)【 1→ 1】
「1Qは冷凍車好調により2桁営業増益、順調に発進」
1Qは前年同期比19%営業増益。柱のプレス関連製品事業が円高影響を受けつつも、海外新拠点の受注、生産拡大などにより5%営業増益。一方、定温物流関連事業が小型を中心とした冷凍車の受注増により同48%増益となり全体で2桁営業増益。
予想ROE:9.2% PBR:1.0倍、来期予想PER:8.5倍、来期予想EPS成長率:13%
Fモデルによる理論株価:3411円(8月15日by高田悟)
横河電機(6841)【 2+→ 2+】
「為替要因で通期TIW予想を見直した」
17/3期1Q(4-6月)業績は、売上899億円(前年同期比3%減)、営業利益50億円(同23%減)。円高影響やKBC買収の影響を除く実質では営業増益だった。原油価格の長期低迷もあり世界の制御市場が停滞している中、同社は業種、及び地域ミックスが相対的に良好なため業界内で健闘している。
予想ROE:8.4% PBR:1.7倍、来期予想PER:14.7倍、来期予想EPS成長率:19%
Fモデルによる理論株価:1270円(8月15日by服部隆生)
ニッパツ(5991)【 2→ 2+】
「計画どおりシート収益改善が進む、1Qは順調に発進」
1Qの営業利益は前年同期比3%増の84.6億円となった。主要セグメントの営業利益は懸架ばねが海外堅調も国内の自動車生産減から同5%減となり、シートが合理化努力や受注拡大により同77%増益となった。また、精密部品がパソコン用HDD向け悪化や円高から同36%減益となった。シート大幅増益で精密部品大幅減益を補い営業微増益で着地した。
予想ROE:8.0% PBR:0.9倍、来期予想PER:9.4倍、来期予想EPS成長率:9%
Fモデルによる理論株価:1469円(8月16日by高田悟)
TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出しております。(詳しくは、以下のサイトをご覧下さい)
〔 http://column.ifis.co.jp/category/market/tiw 〕
こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。
※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、レポート発行時に算出した値です。
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