ゆうちょも郵便もかんぽも!?日本史上最大のIPO、日本郵政グループの株式上場を解説!

投稿:2015/03/26 22:12

★11月4日上場を記念して日本郵政、ゆうちょ銀行、かんぽ生命保険の特設ページを作成しました。最新情報は↓をご覧ください。★

日本郵政のIPO(新規公開株式)

ゆうちょ銀行のIPO(新規公開株式)

かんぽ生命保険のIPO(新規公開株式)

知名度で言えばIPO(新規公開株)の歴史の中で最大級と言っても良い「日本郵政」「ゆうちょ銀行」「かんぽ生命保険」、つまり日本郵政グループ3社の同時上場。

上場時期は現時点でまだ未発表ですが、2015年8月~12月ごろが見込まれています。
注目度MAX「日本郵政グループ」のIPOについて解説したいと思います。

そもそも日本郵政グループってどんなグループ??

日本郵政グループは主に「日本郵政株式会社」「日本郵便株式会社」「株式会社ゆうちょ銀行」「株式会社かんぽ生命保険」の4つのグループ会社で構成されています。

ちなみに現在、日本郵便・ゆうちょ銀行・かんぽ生命保険の株式は100%日本郵政が保有しており、その日本郵政の株式の100%を財務省(財務大臣)が保有しています。

日本郵政グループの保有株式の株式構成

今回のIPOでは上図赤枠で囲った企業が対象となり、それぞれの企業個別に上場を行ないます。
※日本郵便株式会社は郵便法の絡みもあり今回の上場対象になっていません。

上場規模はいくら?

まだ未発表ですが、今回の上場では3社とも初回に全株10%程度、総額1~2兆円程度の規模になると見込まれています。

通常、全株式の35%以上を流通させるのが、東証の原則ルールですが、市場での円滑消化のための特例措置を求めていくようです。
(株式経済新聞20150106号より)

仮に10%程度であっても1日の東証の売買代金とほぼ同じ程度の規模になります。

上場する会社の特徴は?

今回上場する日本郵政・ゆうちょ銀行・かんぽ生命保険の3社はそれぞれ何を本業としているのかを簡単に明記します。

日本郵政

これまでの郵政グループとしての3大事業「郵便事業」「銀行事業」「保健事業」のうち、銀行と保険はそれぞれ同時上場する会社が主に行ないますので日本郵政グループは日本郵便を傘下にした郵便事業及び銀行代理業務、生命保険代理業務が主業務となる見込です。

ゆうちょ銀行

ゆうちょ銀行の主業務は銀行事業。貯金残高が約178兆円(2014年9月末)で民間トップの三菱東京UFJ銀行(約119兆円)を大きく上回る規模があります。

かんぽ生命保険

かんぽ生命保険はその名の通り、保険事業をメインにしており、総資産は民間生命保険大手の日本生命保険や第一生命を大きく上回っています。

IPOの前に注意したいポイント

3社ともそれぞれの業界でトップの規模を誇り、購入金額はまだ未発表ですが、IPO申込んでみたいと思っている方も多くいると思います。

ただし一点注意が必要です。

日本郵政グループの上場にはこれまでのIPOで最多となる11社が選定されていますが、1社もネット証券が含まれていません。

総合証券は公平配分がされるケースは少ないですのでIPO狙いはネット証券がオススメなのですが、今回はそれが通じない可能性があります。
※上場規模を考えるとネット証券にも配分される可能性も十分ありますが。

その解決方法の一つとしてご紹介したいのは、主幹事グループのネット証券です。

今回、主幹事に選定された「三菱UFJモルガン・スタンレー証券」「岡三証券」のグループ会社である「カブドットコム証券」「岡三オンライン証券」には一部だと思いますが、配分があると思います。

両ネット証券とも事前に口座開設をしておけばチャンスがあると思いますので日本郵政グループのIPOにご興味がある方はこの機会に口座開設しておきましょう。

【カブドットコム証券の口座開設はこちら】

【岡三オンライン証券の口座開設はこちら】

配信元: みんかぶ株式コラム