(6113)アマダ
四季報2014年夏号によると、柱の板金・工作機械は電機や医療関連需要が追い風、欧州と中国で伸びる。北米もレーザー機など貢献、高水準続く。前期あった未実現利益による原価高消滅。製品構成も改善し営業益急伸。連続増配。
5月15日後場に株主還元の強化を発表。この報道を受けて買い物を集め急騰。
8月6日決算発表で、2014年4~6月期の連結決算は純利益が前年同期比5倍、営業損益は前年同期の3億の赤字から14億円の黒字へ転換。
2012年10月10日の332円を安値に11月15日に425円で買転換が出現し、アベノミクス相場にサポートされて上昇トレンド(A)を形成。この中で、今年1月8日には961円の高値をつけて当面のピークとなり、短期の下降トレンド(B)へ移行し、上昇トレンド(A)を下に切りました。3月27日に672円まで下げてもみあいとなり、4月11日の683円で2点底の形となりましたが、4月15日の725円を安値に反発となり、5月7日に736円の押し目の後は5月15日の後場に株主還元の強化を発表したことで833円で買転換となり、6月18日の1143円までの大幅上昇となりました。買われ過ぎからの調整と日経平均の下落につれ安しており、大きく下げたところはリバウンド狙いの買いとなります。
(7995)日本バルカー工業
四季報2014年夏号によると、石油精製など設備定期修理の繁忙年でシール材堅調。産業機械向けなど新分野も徐々に拡大。フッ素樹脂は中国需要旺盛でフル稼働続く。半導体ウエハリサイクルは工場統廃合終え黒字化。利益続伸。
7月30日の決算発表では、増収・増益予想変わらず。
中長期のチャートをみると、2009年11月27日の147円の安値を下値に、①→②→③とトレンドを切り上げる形となっています。現在は、2012年11月13日の201円を安値とするアベノミクス相場にサポートされた上昇トレンド③となっています。この上昇トレンド③の中で、7月29日に空気マグネシウム電池の発色能力を3倍に高める正極材を開発したとの材料で一時365円まで急騰し、その反動で下落となっています。押し目買いの形です。
(6947)図研
四季報2014年夏号によると、基板設計ソフトが電子部品向け軸に伸び受注残豊富。特に特注化不要の3次元CAD本格化し採算改善。米国・アジア開拓始まる。自動車・産機向け配線ソフトの好調続き、生産管理ソフトも新製品効果出る。7期ぶり売上200億円超え利益向上。
8月4日の決算発表では、5月7日の予想と変わらず好調持続。
2012年11月14日の481円からの上昇トレンド(A)の中にあります。この2012年11月14日の481円を安値にアベノミクス相場にサポートされて、2013年7月12日には1100円まで上昇しました。ここで当面の好業績を織り込んで調整入りとなり下降トレンド(B)を形成していましたが、12月25日の757円の安値をつけて、今年の1月20日の924円まで反発後は直角三角形の保ち合いの形となり、この煮詰まってきたところで、3月4日の765円、4月15日の764円とダブル底をつけ、反発に転じたところで5月7日の好決算を受けて再上昇となり、7月7日に1109円の高値更新となりました。ここから押し目を入れているところで日経平均の急落につれ安し、8月5日には888円まで下落しました。この水準は売られ過ぎといえます。
(6369)トーヨーカネツ
四季報2014年夏号によると、主力の機械・プラント事業は国内の改修案件、海外LNGタンク建設ともに好採算案件が一服。物流システム事業も大型案件が一巡するうえ、採算の高い案件が減る。営業益反落。特別配落とす。
8月8日決算発表。今期の業績見通しは減益見通しのままだが、5月13日の時点よりやや改善。シェールガス関連事業が進展する見通し。
安値圏での三角保ち合い(A)の中で、煮詰まってきたところで2012年10月10日の147円を安値に反発となり、11月7日の177円で買転換のあと中旬からのアベノミクス相場のスタートに支えられて急騰、2013年3月12日の426円まで約5ヶ月間で約3倍化しました。5月20日に404円と3月12日の426円に対する2番天井をつけて6月27日の227円まで下落し、今年の1月20日の331円まで戻した後は再下落となって5月12日の237円まで下げましたが、6月27日の227円を切らすに反発し、6月2日に258円で買転換となっています。
(3865)北越紀州製紙
四季報2014年夏号によると、主力の印刷用紙に昨年4月と10月からの値上げが通期寄与。1ドル103円前提に輸出なお順調。白板紙に中国工場も上乗せ。前期あった設備トラブルの解消も奏功。原燃料高こなし3期ぶり営業増益。
8月12日の決算発表では、増収・増益の見通し。
2012年7月25日の339円、10月10日の344円と2点底をつけ、11月中旬からのアベノミクス相場にサポートされるものの、大きな上下動を繰り返し、下値を緩やかに切り上げる上昇トレンド(A)となっています。この中で、今年の2月17日に401円といったん上昇トレンド(A)を切る場面がありましたが、すぐに反発となって3月28日には527円まで上昇しました。その後、5月22日の507円を戻り天井にして短期の下降トレンド(C)を形成していましたが、8月6日の434円まで下げて反発となり、8月14日に463円で買転換となりました。アベノミクスのテーマからはずれているため人気が少ないですが、業績相場の流れになると買われてくることになります。
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