17日の日経平均は小幅ながら3営業日続伸。12.06円高の21847.59円(出来高概算13億5000万株)で取引を終えた。米国市場の上昇は織り込み済みとなり、日米首脳会談の行方を見極めたいとする模様眺めムードの中、こう着感の強い相場展開となった。緩やかに上昇する5日線が支持線として機能する格好から底堅さは意識されているが、後場の値幅は50円程度にとどまるなど、手掛けづらさがうかがえた。
TOPIXは反落、東証1部の騰落銘柄は値下がり数が1400を超えて全体の7割を占める状況であり、指数インパクトの大きいファーストリテ<9983>、ユニファミマ<8028>が支える格好だった。セクターでは石油石炭、鉱業、食料品、小売、空運が小じっかり。一方で、繊維、証券、銀行、不動産、鉄鋼、保険、非鉄金属が弱い値動きだった。
引き続き、国内政治リスクが警戒されているときでもあり、日米首脳会談の成否を見極めたいところであろう。決算発表が本格化する米国では、好調な決算ながらも金融株はさえない値動きをみせている。来週以降、本格化するハイテク企業の動向が注目されるところである。
また、ダイフク<6383>は、業績観測報道がコンセンサスを下回ったことが嫌気され、売りが先行していた。とはいえ、最高益更新が見込まれているほか、1月半ばに付けた高値をピークに調整が続いていたこともあり、売り一巡後は下げ渋る動きをみせていた。先日の安川電<6506>も同様、売り込みづらい状況である。また、ファナック<6954>が小幅に上昇している。内需セクターに埋もれているが、外需セクターを見直す動きも意識しておきたい。(村瀬智一)
<AK>
TOPIXは反落、東証1部の騰落銘柄は値下がり数が1400を超えて全体の7割を占める状況であり、指数インパクトの大きいファーストリテ<9983>、ユニファミマ<8028>が支える格好だった。セクターでは石油石炭、鉱業、食料品、小売、空運が小じっかり。一方で、繊維、証券、銀行、不動産、鉄鋼、保険、非鉄金属が弱い値動きだった。
引き続き、国内政治リスクが警戒されているときでもあり、日米首脳会談の成否を見極めたいところであろう。決算発表が本格化する米国では、好調な決算ながらも金融株はさえない値動きをみせている。来週以降、本格化するハイテク企業の動向が注目されるところである。
また、ダイフク<6383>は、業績観測報道がコンセンサスを下回ったことが嫌気され、売りが先行していた。とはいえ、最高益更新が見込まれているほか、1月半ばに付けた高値をピークに調整が続いていたこともあり、売り一巡後は下げ渋る動きをみせていた。先日の安川電<6506>も同様、売り込みづらい状況である。また、ファナック<6954>が小幅に上昇している。内需セクターに埋もれているが、外需セクターを見直す動きも意識しておきたい。(村瀬智一)
<AK>
関連銘柄
銘柄名称 | 株価 | 前日比 |
---|---|---|
6383
|
2,720.5
(09/20)
|
+78.5
(+2.97%)
|
6506
|
4,533.0
(09/20)
|
+76.0
(+1.70%)
|
6954
|
3,965.0
(09/20)
|
+140.0
(+3.66%)
|
8028
|
2,287.0
(11/11)
|
+2.0
(+0.08%)
|
9983
|
47,810.0
(09/20)
|
+1,910.0
(+4.16%)
|
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