東京株式(前引け)=2万2000円台回復、先物主導で上昇幅拡大

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2018/04/18 11:56
東京株式(前引け)=2万2000円台回復、先物主導で上昇幅拡大  18日前場の東京株式市場は、日経平均株価が当面のフシ目として意識されていた2万2000円台を回復してきたことで、株価指数先物に売り方のショートカバーが入り、現物市場での裁定買いを誘発して上げ幅が拡大している。米主要メディアが現地17日に、次期国務長官に指名されているポンペオ中央情報局(CIA)長官が、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長と面会したと報じたことも、米朝首脳会談の準備が進展していると受け止められ、買い支援材料となっているようだ。また、外国為替市場での円安・ドル高進行も追い風となった。

 日経平均株価前場終値は、前日比282円66銭高の2万2130円25銭と4日続伸となっている。東証1部の売買高概算は、7億7718万株、売買代金概算は1兆3220億3200万円。値上がり銘柄数は1660、対して値下がり銘柄数は335、変わらずは85銘柄だった。

 個別銘柄では、建設事業の利益率向上などで18年3月期の業績予想を上方修正した戸田建設<1860.T>が大幅高で4日続伸。通信業向けなどの受注好調で18年3月期業績予想を上方修正したMinoriソリューションズ<3822.T>も6日ぶりに大幅反発している。このほに、ファーストリテイリング<9983.T>ソフトバンクグループ<9984.T>ファナック<6954.T>TDK<6762.T>など日経平均株価への寄与度の高い銘柄は堅調。このほかに、インターアクション<7725.T>TOKYO BASE<3415.T>KLab<3656.T>ライオン<4912.T>日本製鋼所<5631.T>も買われている。

 半面、“中古マンションでも不正融資”と報じられたスルガ銀行<8358.T>が急落。このところ急上昇をみせていたマネックスグループ<8698.T>は6日ぶりに小幅反落。このほかに、ディップ<2379.T>ルネサスエレクトロニクス<6723.T>ブイ・テクノロジー<7717.T>小野薬品工業<4528.T>は軟調な推移となっている。

出所:minkabuPRESS
配信元: みんかぶ

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