[3月26日版] 日経平均974円安!日本株は、もう終わり?

著者:中原良太
投稿:2018/03/25 13:14

日経平均974円安!日本株は、もう終わり?】

3月23日、日経平均は974円13銭安となりました。東証一部の業種別で見ると、全33業種中、値上がりした業種は1つもなく、すべての業種が下落しました。

トランプ政権が知的財産権侵害で中国に報復関税を課す大統領令に署名をしており、貿易摩擦への警戒が強まっている様子です。NYダウは700ドル以上も下落しており、日本株市場に、強い逆風が吹きました。

これを受け、日本株市場も暴落。ほぼすべての銘柄が下落しました。僕も、そこそこのダメージを受けました(汗) …ただ、今回の暴落に関しては、僕はそこまで憂慮していません。下落トレンドの始まりではあると思うのですが、日本企業の決算自体は良好なので、悲観する必要は無いかなぁと。

ただし、投資家の投資意欲はかなり減退したと思います。狼狽売りにもつながるでしょう。よって、「これからしばらくは、相場は上昇しづらいだろうなぁ〜」とは思っています。

週明けからの展望ですが、月曜日はまだまだ下落が続くでしょう。週末に相場が暴落した場合、週明けにもう一段の続落に続いたケースがよくあります。(2月6日の暴落のときも、前週末ぐらいから下落が始まっていましたよね)

たしかに先週末の暴落はやり過ぎにも見えましたが、それでも、週明けにもう一段の下落がある可能性には、警戒しておいた方が良いでしょう。

相場上昇が期待しづらい、今のような状況では、まだまだ下落していない株ほど、換金のために売られやすいと考えられます。よって、こういった銘柄には、注意しておく必要があるでしょう。

ちなみに、ここ1ヶ月でほとんど下落していない業種は、以下の3業種です。

【ここ1ヶ月でほとんど下落していない業種別株価指数】
◯ 空運(前月比-0.66%)
◯ その他製品(同-0.85%)
◯ 電気・ガス(同-1.18%)

以上の3業種については、まだほとんど下落していません。これから、換金売りされやすいと考えられます。

CME先物は、3月24日6時38分現在で対日経平均比-463円。そこそこ弱気な動きです。日本株市場は、ふたたび暴落につながるかもしれません。

今のところは、あまり資金を投入せず、様子見しておくのが良いでしょう。3月26日は、弱気で臨みます。今まで以上に、リスク管理に気をかけておきたいですね。

…ということで。3月26日も、気を引き締めていきましょ~!
中原良太
株式会社テラス システムトレード開発者
配信元: 達人の予想