米国株反発で先物夜間取引は上昇しました

著者:斉藤紀彦
投稿:2018/03/21 11:36

今晩のFOMC次第とはなりますが

先物夜間取引の終値は21300 +130円高でした。

高値は21320 +150円高、安値は21120 -50円安でした。

米国株が反発し、ドル円が106円台半ばまで円安に振れたことから先物夜間取引は高値圏で終わりました。

その後の米国株時間外取引も、現時点では小高く推移しています。

FRBがFOMC後に公表する政策金利見通しから想定される年内の利上げ回数が現行の3回から4回に増える可能性が意識されており、利上げペース加速への警戒感が相場の重しとなっていますが、ハト派と捉えられれば反発に転じる下地は出来つつあります。

日経平均のテクニカル指標はほぼ中立圏にありますがおおかたが底値圏に近づいており、リバウンド入りしてもすぐには短期的な過熱感は出づらい位置です。

休み前の相場は取引時間中に割り込んだ200日線(20日現在:21287円)を引け値では回復していますので、下値サポートして機能しています。

株価チャートでは2月14日の安値20950円と3月5日の安値20937円で形成されたダブルボトムも維持されていますので、押し目買い相場は崩れていません。

3月期末の配当・権利取りの買いもまだ入りやすいと思いますので、引き続き下落があれば段階的に買い下がるイメージを継続していいと思います。

ただ今晩発表のFOMC次第ではあすは大幅高から始まる可能性もありますので、そうなった場合には高いところを買うのは慎重にいきたいですし、買いの勢いがつけば下で買ったものの利益確定売りまで考えていいと思います。

日本時間未明のFOMC次第で、あすの相場が始まる位置がガラっと変わりますのでご注意ください。

基本的には、押し目買い・吹き値売り相場は変化していないと思います。
斉藤紀彦
ザイナスパートナー株式会社 代表取締役社長
配信元: 達人の予想