<話題の焦点>=美容家電は人気継続、好調な美顔器に注目

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2018/03/15 12:10
 ヤーマン<6630.T>の業績が好調だ。14日に発表した第3四半期累計(17年5月~18年1月)連結決算は、営業利益が45億8300万円(前年同期比59.6%増)となり、同期間として過去最高を更新した。中国人を中心に日本の美容製品の人気が高まっており、美顔器や痩身機器が好調に推移した。

 同社に限らず、美容家電の人気が続いている。パナソニック<6752.T>では、中国で高価格帯の美容家電の販売が好調なうえ、国内でも昨年9月、東京・銀座に開店した「パナソニック ビューティ サロン」では、同社の美容家電製品を試す客が絶えない。

 好調の背景には、美容家電がかつてのあこがれの存在から、現在では身近な存在になってきたことがある。パナソニックの美容家電のキャッチコピーは、以前は「きれいなおねえさんは、好きですか」と憧れを表したものだったが、現在は「忙しいひとを、美しいひとへ。」と変化した。実際に使用を促すコピーからも、より身近になったことが感じられる。

 なかでも、最近売り上げを伸ばしているのが、美顔器だ。パナソニックでは美容クリニックで使われているRF(ラジオ波)という高周波と超音波を組み合わせて頬のハリ感とフェイスラインの引き締まり感を実現させた商品を展開。また、ヤーマンではRFを均一かつ効率的に肌に与える二重リング電極を採用し差別化を図っており、両社とも売り上げを伸ばしている。

 さらに、シーズ・ホールディングス<4924.T>傘下のドクターシーラボは、自社で展開するエステサロンの皮膚の専門家と共同開発した「エステアップ」シリーズや「ソニックリフトスペシャル」を販売。RIZAPグループ<2928.SP>傘下の健康コーポレーションでもRIZAPと共同研究した「エステナード リフティ」を展開しており、それぞれ人気が高い。新製品の動向と合わせて注目が必要だろう。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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