【買い】芙蓉総合リース(8424)インバウンドの取り込みに成功◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆

著者:加藤あきら
投稿:2018/01/26 16:44

インバウンドの取り込みに成功

業種:その他金融業
時価総額:2500億円
PER:11.57倍
PBR:1.04倍

【ANAが日本で初めて導入する仏エアバス製のリース契約を締結】
リース契約をした4機のうちの1機目は、既に2017年9月からリースを開始しており、ANAホールディングスの中核会社である全日本空輸のネットワーク路線で運行されている。同社は、新中期経営計画「Frontier Expansion 2021」の戦略分野としている航空機リースおよびその周辺分野への領域拡大に向け、今後も積極的に航空機ビジネスに取り組んでいく考えだ。

【宿泊特化型ホテルの建物リースを開始】
昨年11/22に東京都中央区日本橋小網町でジェイアール西日本デイリーサービスネット(所在地:兵庫県尼崎市)が、2019年秋に開業予定の宿泊特化型ホテル「ヴィアイン東京日本橋(仮称)」の建物リースを行うことを発表。訪日観光客のインバウンドの増加に伴い、都市部のビジネスホテルの稼動率が上昇。設備投資ニーズの増加を背景に宿泊特化型ホテルの建物リースは好調に推移し、積極的に取り組んでいる。

【2Qは売上高と利益が過去最高を更新、通期計画に対し順調に進捗】
2018年3月期第2四半期(2017年4~9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比23.6%増の3025.82億円、営業利益が同23.3%増の174.56億円、経常利益が同20.3%増の188.36億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同14.0%増の117.05億円となった。契約実行高は前期比39.5%増の5235.43億円。
内訳は「リース・割賦」が同8.4%増、「ファイナンス・その他」が同137.9%増となった。この結果、営業資産残高は前期末比1.8%増の20812.84億円となった。
業績面では売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益ともに第2四半期の過去最高実績を更新しており、通期計画に対しても順調に進捗している。
次回決算は2018/2/5予定。


みずほ系のリース大手で情報関連などのファイナンスリースが柱。不動産リースに強みを持つ。

(1/26現在)

2/7 13:00追記 2/5に決算を発表。18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比18.7%増の264億円に伸び、通期計画の330億円に対する進捗率は80.1%に達し、5年平均の77.4%も上回った。
直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比15.1%増の75.8億円に伸び、売上営業利益率は前年同期5.1%→5.7%に改善した。昨日は全体の暴落に巻き込まれたが徐々に決算評価への見直し買いが増えて来よう。
配信元: 達人の予想

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