日経平均は閑散小動きだが、小型株は『掉尾の一振』の年末高

著者:市原義明
投稿:2017/12/27 18:03

◆マザーズ指数は大幅高で2007年1月以来の高値水準

28日(木)の日経平均は、横ばいが続く想定です。

27日(水)は小幅反発で、日経平均はほぼ横ばいでした。今日は受け渡しベースの新年相場入りですが、今週に入って売買代金の2兆円割れが続いており、閑散で小動きの展開に変化はありませんでした。

ところが、東証1部の騰落銘柄数は値上がり1472、値下がり494で値上がり銘柄数が大幅に上回りましたし、さらにマザーズ指数は3%を越える大幅上昇で今年の高値を更新するとともに、2007年1月以来の高値水準になりました。

日経平均の動きだけを見ると開店休業のように感じそうですが、個別株から見ると『掉尾の一振』の年末高の気配を感じます。

明日も日経平均は閑散で小動きが続くと思われますが、地合いは悪くないため、底堅くなりそうです。

日経平均も下がっているわけではなく、今年の終値ベースの高値水準を保っていますから、大納会に今年の高値を更新する『掉尾の一振』の可能性はあるのではないかと思われます。

市原義明
株式会社ストックゲート 執行役員兼営業部長
配信元: 達人の予想