ニッカトーは逆行高で５連騰、トヨタのＥＶシフトで工業用セラミックス需要に期待感◇

　ニッカトー<5367.T>が全般悪地合いのなか逆行高、きょうで５連騰と気を吐いている。

　トヨタ自動車<7203.T>が電気自動車（ＥＶ）に注力する姿勢を明示したことを受け、その基幹部品である車載用２次電池を手掛ける企業への思惑が高まっている。リチウムイオン電池が主流を占めるが、次世代型２次電池として電解液を使用しない全固体電池も注目されており、自動車メーカーを中心に研究開発が進んでいる。ＴＤＫ<6762.T>はセラミックス材料を積層して作る全固体電池の開発を発表し話題となったが、ニッカトーはセラミックス部門が売上高の７割を占める工業用耐熱セラミックスメーカーであり、同関連有力株として物色人気を集めている。

（注）タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）