東京株式(大引け)=320円高、リスクオフの流れ一巡し急反発

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/12/07 15:58
 7日の東京株式市場は買い優勢で始まり、日経平均株価は寄り後一段高に買われた。前日の下げの反動から幅広く買い戻され、後場も強調展開を続けた。

 大引けの日経平均株価は前日比320円99銭高の2万2498円03銭と急反発。東証1部の売買高概算は15億2833万株、売買代金概算は2兆8073億3000万円。値上がり銘柄数は1716、対して値下がり銘柄数は269、変わらずは60銘柄だった。

 前日の米国株市場ではNYダウは安かったものの、ナスダック指数は小幅ながら4日ぶりに反発し、ハイテク株を中心としたリスクオフの流れは一服。これを受けてきょうの東京市場は、出遅れていた国内機関投資家とみられる買いが幅広い銘柄に入った。これまで米国株市場に追随して急な調整をみせていた半導体関連や、内需で出遅れていた建設株などに投資マネーが向かった。また、中小型材料株への物色意欲も旺盛で、短期資金主導で値を飛ばすものが目立つ。日経平均は前日まで3日続落、特に前日は今年最大の下げ幅を記録するなどで値ごろ感が生じていたことも、押し目買いの動きを助長した。日経平均は引け際一段高に買われほぼ高値引けとなった。東証1部全体の84%の銘柄が上昇している。

 個別では、任天堂<7974.T>が売買代金トップで一時1500円を超える上昇。ファーストリテイリング<9983.T>も高い。東京エレクトロン<8035.T>も大きく上値を伸ばした。ディスコ<6146.T>SMC<6273.T>キーエンス<6861.T>が買われ、日本電産<6594.T>も上昇した。アイビーシー<3920.T>がストップ高となり、田淵電機<6624.T>、GMOインターネット<9449.T>も物色人気。アンリツ<6754.T>ヤマシンフィルタ<6240.T>が高く、旭化成<3407.T>も買いを集めた。

 半面、シャープ<6753.T>が軟調、ニトリホールディングス<9843.T>も冴えない。千代田化工建設<6366.T>が急落、ショーケース・ティービー<3909.T>日本エム・ディ・エム<7600.T>などの下げも目立つ。ジャパンディスプレイ<6740.T>セガサミーホールディングス<6460.T>NTN<6472.T>なども売りに押された。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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