今年最大の下げで25日線割れ 短期的なトレンド転換には注意したい

著者:市原義明
投稿:2017/12/06 18:24

◆2ヶ月半ぶりに5日線と25日線のデッドクロスが濃厚

7日(木)の日経平均は、下げ渋って自律反発の想定です。

6日(水)は、トランプ大統領がエルサレムをイスラエルの首都に認定するとの報道がきっかけになり、今年最大の下げ幅で3日続落になりました。

もっとも、様子見姿勢が強くなっているところにSQの思惑が重なり、25日線割れで背中を押されたような感じでした。

明日は米国市場の反応が気がかりではありますが、先行して急落しているので下げ渋る想定です。

一方、日足チャートは25日線を明確に割り込み、5日線とのデッドクロスが目前です。

仮にデッドクロスしてしまうと9月13日にゴールデンクロスして以来のため、2ヶ月半の上昇局面が終わったサインになりそうな状況です。

一時的な急落とトレンドの変化は大きな違いですから、目先の急落が続くようならリバウンド狙いの逆張り、順張りは下げ止まりを確認してからになると思われます。


市原義明
株式会社ストックゲート 執行役員兼営業部長
配信元: 達人の予想