<動意株・4日>(前引け)=日本エスコン、レイ、森組

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/12/04 11:38
 日本エスコン<8892.T>=ストップ高カイ気配。同社は前週末1日の取引終了後、17年12月期の連結業績予想について、営業利益を57億円から69億円(前期比47.4%増)へ、純利益を44億円から54億円(同37.2%増)へ上方修正し。あわせて従来、15円を予定していた期末一括配当を3円増額して18円にすると発表したことが好感されている。同社が保有する固定資産およびたな卸資産(商業施設および商業底地)をエスコンジャパンリート投資法人へ譲渡したことなどで、売上高は455億円から450億円(同31.0%増)へ微減となる見通しだが、これに伴い利益は計画を上回るとしている。なお、配当予想の増額修正により、前期実績の15円に対しては3円の増配になる予定だ。

 レイ<4317.T>=ストップ高カイ気配。同社はテレビCM用などデジタル映像の制作を手掛けているが、1日取引終了後、テレビ朝日ホールディングス<9409.T>と資本・業務提携を行い、コンテンツを活用した事業展開や映像技術分野などで連携することを発表、これがポジティブサプライズとなった。資本面では同社がテレ朝HDを引受先とする第三者割当により143万4900株の自己株処分を実施するほか、テレ朝HDは分部至郎社長と主要株主から143万900株を買い取る。これにより同社はテレ朝HDの持ち分法適用会社となる。

 森組<1853.T>=続急騰。関西を地盤に土木だけでなくマンションや商業施設を展開しており、優良工事に定評がある。18年3月期業績については営業利益段階で前期比38.5%増の22億5000万円予想と従来予想の14億1000万円から大幅に増額修正したことで、市場にポジティブサプライズを与えた経緯がある。また安倍政権は、建設国債などを発行して財源を確保し、2017年度の補正予算案の追加歳出を2兆円台後半にする検討に入る構えにあることが伝えられていることから、官公庁向けで実績を有する同社にも追い風が強い。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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