午後:債券サマリー 先物は8日ぶり下落、長期金利は一時0.035%に上昇

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/11/24 16:08
 24日の債券市場で、先物中心限月12月限は8日ぶりに下落。高値警戒感に加え、日銀が国債買いオペを減額したことが影響した。

 債券先物は売り先行でスタート。23日の米市場が休場で手掛かり材料に乏しいなか、足もとでの相場上昇に対する反動売りが出た。売り一巡後は渋る場面もあったが、日銀が国債買いオペを通知したのをきっかけに再び売りが流入。「残存期間25年超」の買い入れ額が900億円と前回から100億円減額されたことで、需給不安から一時150円94銭まで下落した。午後は日経平均株価が上げに転じたことや、時間外取引で米10年債の利回りが上昇していたことが重荷となり、軟調な展開が続いた。なお、日銀オペの結果は買い入れ額が据え置かれた「残存期間10年超25年以下」と「物価連動債」も含め、いずれも応札倍率が前回から上昇した。

 この日の先物12月限は151円09銭で始まり、高値は151円13銭、安値は150円94銭、終値は22日に比べ13銭安の151円02銭。出来高は3兆1900億円となった。

 現物債市場では、10年債の利回りが午前に一時0.035%まで上昇。その後は22日に比べ0.005%上昇の0.025%で推移した。20年債は同0.010%上昇の0.570%、30年債は同0.020%上昇の0.825%だった。


出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ