売買代金急減に注意、22400円-22500円のレンジ◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆

著者:加藤あきら
投稿:2017/11/21 08:58

売買代金急減に注意

週明け20日のNY株式市場は、欧州株の上昇などを追い風に反発しました。ダウが2週連続で下げた反動で週明けのこの日は買い戻しが先行。民間調査会社のコンファレンス・ボードが発表した10月の米景気先行指標総合指数が市場予想を大きく上回ったことや、ドイツの連立協議決裂を嫌気して下げて始まった欧州株が上昇に転じたことなども追い風となりました。大型のM&Aで半導体株がにぎわい、指数は堅調に推移しましたが、税制改革を巡る不透明感や感謝祭休暇を控えて上値を追う動きは限られ、終盤は買いが萎み指数は上げ幅を縮小。

外資系証券経由の注文状況 差し引き630万株の買い越し

買い注文 940万株
売り注文 310万株

再度上昇トレンドにも戻る条件

①11/9のザラバ高値の23382円と11/16のザラバ安値の21972円の半値水準 の【22677】を時間をかけずに奪回すること。

②日経ボラティリティー指数が11/9は一時24.22まで跳ね上がりました。【16ポイント台】(急落前の水準)まで下がること。昨日は20.72まで上昇。

③売買代金が【3兆円以上】を維持していること、売買代金が減れば参 加者の減少につながるので市場エネルギーを注目しておく事。10/20以来の2兆5000億円割れ

本日の日経平均は外部環境の好転で反発と見る。売買代金が急減したことに注意が必要。昨日は外人は完全様子見となった。
CME日経平均先物の終値は2万2460円で、昨日の東京市場の日経平均終値2万2261円と比べ200円ほど高い水準。

日経平均株価と上下の節目
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 2万2677円 一目転換線
 2万2500円 心理的節目
 2万2460円 CME日経平均先物
 2万2283円 5日線
●2万2261円 昨日終値
 2万2157円 一目基準線
 2万2102円 25日線

●本日の予定
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 13:00 10月の食品スーパー売上高
 14:00 10月の全国スーパー売上高
 14:30 10月の全国百貨店売上高

【百貨店売上高】 前回9月は前年同月比4.4%増と、2カ月連続で前年実績を上回り、訪日外国人のインバウンド売上高は過去最高を記録しましたが、10月も増勢が続くか注目されます。

海外
10月のシカゴ連銀全米活動指数
10月の米中古住宅販売件数

●新規上場
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サインポスト(東マ・3996) 公開価格2200円

●市場変更
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 長大(9624) 東証2部 → 東証1部

●その他のトピック

●明日以降の主な予定 

 22日(水) 米10月の耐久財受注額

 23日(木) 勤労感謝の日で東京市場休場
        感謝祭の祝日で米全市場休場

 24日(金) 感謝祭翌日で米国は短縮取引
        米「ブラックフライデー」(年末商戦スタート)

配信元: 達人の予想