ソフトバンクグループは売り優勢、第2四半期営業利益35%増も最終大幅減益

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/11/07 09:07
 ソフトバンクグループ<9984.T>は売買交錯のなかも売りに押される展開で始まった。同社が6日取引終了後に発表した第2四半期累計の連結決算は、売上高が4兆4111億3500万円(前年同期比3.3%増)と増収を確保し、本業のもうけを示す営業利益が8748億3900万円(同35.1%増)と大きく伸びて4~9月期としての過去最高を更新した。しかし、最終利益は巨額の利払いが重荷となり1026億2200万円(同86.6%減)と急減した。

 13年に買収した米携帯電話大手のスプリントの負債が有利子負債に反映され、その額は約15兆円に膨らんでいる。ソフトバンクの株価は10月以降急速に水準を切り上げ目先高値警戒感も意識されていたほか、スプリントとTモバイルUSの経営統合に向けた協議の打ち切りが発表された矢先ということもあり、足もとは利益を確定しようという動きが強まっている。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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