<話題の焦点>=今年も爆買い? 「独身の日」目前で関連銘柄に注目

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/11/02 12:11
 中国で「独身の日」と呼ばれる11月11日が迫ってきた。この日はネット通販大手による特売セールが行われることから、同国の電子商取引(EC)が国民的に盛り上がる巨大商戦となっている。最近では日本国内でも、この日にあわせてECの大型セールを開催する動きが広がっており、関連銘柄に注目しておきたい。

 「独身の日」はもともと1990年代に学生の間で「1(シングル)」が並んだ日を「独身(=恋人がいない人)の日」としてイベント化したことが始まりとされているが、この日が春節(旧正月)と並ぶ一大商戦となったのは、中国EC大手のアリババグループが2009年に大幅な値引きセールを実施したことがきっかけ。これが火付け役となって他のネット通販企業も参戦し、今では“爆買いの日”として定着している。

 昨年の「独身の日」は、アリババグループの総取引額が1207億元(当時のレートで約1兆8900億円)に達し、前年に比べて約32%増加。国際ブランドを購入した割合は全体の37%を占め、日本ブランドではファーストリテイリング<9983.T>のユニクロやパナソニック<6752.T>シャープ<6753.T>、ソニー<6758.T>などが人気を集めた。ユニクロはすべてのブランドの中で一番早く、2分53秒で1億元の売り上げを達成したほか、ヤーマン<6630.T>はアリババグループが展開しているネット通販サイト「Tモール」の美顔器部門で販売実績1位を獲得。アスクル<2678.T>は受注額が前の年に比べ10倍増となった。

 今年も多くの日本企業が参戦するとみられているが、この恩恵を受けるのが物流サービスを担う日本通運<9062.T>ヤマトホールディングス<9064.T>だ。越境EC市場のさらなる成長が見込まれるなか、ラクーン<3031.T>ジェネレーションパス<3195.T>BEENOS<3328.T>ベガコーポレーション<3542.T>などの商機拡大も期待される。

 また、消費を盛り上げようと国内でも「独身の日」にちなんだ大型ECセールを実施する動きが広がっており、イオン<8267.T>は10月30日に「AEON.com サイバー“e”セール」を11月10~17日にかけて開催すると発表。ファッションから化粧品、携帯電話、エンターテインメントまで幅広い商品やサービスを用意する。

 このほか、ヤフー<4689.T>ソフトバンクグループ<9984.T>などは15年から「いい(11)買物の日」としてキャンペーンを展開しており、今年は10月17日から開催。夢の街創造委員会<2484.T>ウエルシアホールディングス<3141.T>リネットジャパングループ<3556.T>など過去最大となる94社が参加している。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

関連銘柄

銘柄 株価 前日比
54,690.0
(15:30)
+1,440.0
(+2.70%)
1,642.0
(15:30)
+13.0
(+0.79%)
1,000.0
(15:30)
+22.1
(+2.25%)
3,417.0
(15:30)
+67.0
(+2.00%)
722.0
(15:30)
+15.0
(+2.12%)
1,713.0
(15:30)
+14.0
(+0.82%)
6,910.0
(12/28)
-10.0
(-0.14%)
1,795.5
(15:30)
+22.0
(+1.24%)
735.0
(15:30)
+19.0
(+2.65%)
273.0
(15:30)
-2.0
(-0.72%)
3,980.0
(15:30)
+10.0
(+0.25%)
620.0
(15:30)
+4.0
(+0.64%)
8267
3,706.0
(15:30)
+23.0
(+0.62%)
427.2
(15:30)
+3.3
(+0.77%)
9,254.0
(15:30)
+145.0
(+1.59%)
2484
249.0
(15:30)
+2.0
(+0.80%)
1,909.5
(15:30)
+27.0
(+1.43%)
250.0
(15:30)
+31.0
(+14.15%)