東京株式(大引け)=3円高、利益確定売りこなし小幅続伸

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/10/30 15:48
 30日の東京株式市場は高く始まったものの、高値警戒感から上値も重く、前場後半以降は値を消しマイナス圏に沈む場面もあった。ただ、下値も頑強で前日終値近辺での往来が続いた。

 大引けの日経平均株価は前週末比3円22銭高の2万2011円67銭と小幅ながら3日続伸。東証1部の売買高概算は23億7158万株、売買代金概算は4兆373億7000万円。値上がり銘柄数は1076、対して値下がり銘柄数は863、変わらずは93銘柄だった。

 前週末の米国株市場でNYダウが過去最高値に再接近、ナスダック指数は144ポイント高の急騰で最高値を更新しており、これを受けてきょうの東京市場も朝方はリスク選好ムードだった。しかし、日経平均は前週に550円強の上昇をみせていたこともあり、寄り後は利益確定売りに上値が重くなった。為替が円高方向に振れたのを横目に前場後半から急速に値を消し、マイナス圏に沈んだ。しかし、下値では買いが厚く大引けはわずかながらプラス圏に切り返した。出遅れた機関投資家の押し目買いや、前引け時点でTOPIXがマイナスだったことから、久しぶりに日銀のETF買いが入ったとの観測も出ていた。全体売買代金は4兆円を超え1年8カ月ぶりの高水準だった。これは、取引終了間際にTOPIXの浮動株比率変更に絡む売買が入った影響によるもの。

 個別では、ソフトバンクグループ<9984.T>が堅調だったほか、信越化学工業<4063.T>コマツ<6301.T>富士通<6702.T>などが買い優勢だった。タカキタ<6325.T>エイチワン<5989.T>イソライト工業<5358.T>がストップ高に買われる人気となった。スクロール<8005.T>東邦チタニウム<5727.T>、大阪工機<3173.T>、幸楽苑ホールディングス<7554.T>なども値を飛ばした。TOTO<5332.T>トクヤマ<4043.T>も高い。

 半面、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>が軟調、リクルートホールディングス<6098.T>も冴えない。双信電機<6938.T>が急落、トーセ<4728.T>バリューコマース<2491.T>も大幅安。宮越ホールディングス<6620.T>が利食われ、東洋鋼鈑<5453.T>スミダコーポレーション<6817.T>エス・エム・エス<2175.T>などの下げも目立った。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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