明日の株式相場見通し=週末で利益確定売り優勢、短期急上昇で高値警戒感も
あす(22日)の東京株式市場は、週末を控えるなか、日経平均株価が短期間に急上昇したことによる高値警戒感から、利益確定売りが優勢となりそうだ。きょうの日経平均終値は、15年8月以来2年1カ月ぶりの高値水準まで上昇しており、売りの出やすい地合いといえる。
市場関係者からは「日経平均は、8日につけた安値1万9239円から、わずか2週間足らずの21日には1200円超える上昇幅となった。高値警戒感は強まっているものの、ここまでは外国為替市場での急ピッチな円安・ドル高進行が全体株価の上昇を支えてきた。ただ、円安進行が一服場面を迎えると、株価反落が加速する懸念もある」との見方が出ていた。
21日の東京株式市場は買い優勢で始まったあと、日経平均は前場ほぼ高値圏で引けたものの、後場に入ると利益確定の売りが出て上げ幅を大きく縮小した。終値は、前日比37円02銭高の2万347円48銭と4日続伸した。
日程面では、機械学習技術などを利用したアルゴリズムの開発およびライセンス提供を手掛けるPKSHA Technology<3993.T>が東証マザーズに新規上場する。
このほかに、7月の毎月勤労統計(確報)、国内携帯電話大手3社による米アップルの「iPhone8」など新型iPhoneの発売に注目。海外では、メイ英首相によるEUからの離脱方針についての演説が焦点となる。(冨田康夫)
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
市場関係者からは「日経平均は、8日につけた安値1万9239円から、わずか2週間足らずの21日には1200円超える上昇幅となった。高値警戒感は強まっているものの、ここまでは外国為替市場での急ピッチな円安・ドル高進行が全体株価の上昇を支えてきた。ただ、円安進行が一服場面を迎えると、株価反落が加速する懸念もある」との見方が出ていた。
21日の東京株式市場は買い優勢で始まったあと、日経平均は前場ほぼ高値圏で引けたものの、後場に入ると利益確定の売りが出て上げ幅を大きく縮小した。終値は、前日比37円02銭高の2万347円48銭と4日続伸した。
日程面では、機械学習技術などを利用したアルゴリズムの開発およびライセンス提供を手掛けるPKSHA Technology<3993.T>が東証マザーズに新規上場する。
このほかに、7月の毎月勤労統計(確報)、国内携帯電話大手3社による米アップルの「iPhone8」など新型iPhoneの発売に注目。海外では、メイ英首相によるEUからの離脱方針についての演説が焦点となる。(冨田康夫)
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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