【買い】関西電力(9503) リスク要因への警戒感が強まる

著者:田村祐一
投稿:2017/08/25 00:21

〇注目銘柄:関西電力(9503)【買い】

〇注目理由
トランプ大統領がメキシコ国境沿いに壁を建設するための予算を確保できなければ、政府機関の閉鎖も辞さない、と発言したことで、23日のNYダウは下落しました。これは、政府機関閉鎖が実現した際には、景気への悪影響が懸念されるため、投資家がリスクオフに動いたことが要因です。この流れを受け、24日の日本株市場も売り優勢で推移しました。米国の経済シンポジウムなどのイベントを控え、買い材料に乏しく、日経平均株価は前日比80円87銭安の19353円77銭で引けました。

トランプ大統領の発言によって米政府機関閉鎖への懸念が広がったことや、米韓共同軍事演習に北朝鮮が強く反発していることなど、リスク要因が多発しています。また、米韓共同軍事演習は31日まで実施される要諦であることから、8月中は積極的に買いに向かう投資家は少なく、日本株市場は軟調に推移する可能性が高いでしょう。このような相場状況では、外部要因に株価が左右されにくいディフェンシブ銘柄に資金が流入する期待が持てます。同社の株価動向を見ると、軟調な相場環境でも上昇トレンドを形成していることから、25日も投資家の注目が集まる可能性が高いと判断しました。
田村祐一
フェアトレード(株)所属
配信元: 達人の予想

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