東京株式(大引け)=24円安、全般商い低調のなか小幅反落

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/08/16 15:34
 16日の東京株式市場は売り買いともに低調ななかで小動きに終始。後場後半は戻り売りに押される展開となり、日経平均株価は小幅安で着地した。

 大引けの日経平均株価は前日比24円03銭安の1万9729円28銭と反落。東証1部の売買高概算は14億3539万株、売買代金概算は1兆8757億2000万円。値上がり銘柄数は1034、対して値下がり銘柄数は874、変わらずは115銘柄だった。

 きょうの東京市場は、夏季休暇に伴い市場参加者も限定されるなか、閑散商いを強いられ買い気の盛り上がらない展開。ただ、下値に対しても抵抗力を発揮し、日経平均は狭いレンジでの往来に終始した。北朝鮮を巡る地政学リスクに対する警戒感は後退しているものの、前日の米国株市場が高安まちまちの展開で買い手掛かり材料にも乏しい。ドル・円相場は1ドル=110円台後半でのもみ合いで安心感を与えたが、輸出株が買われる地合いとはならなかった。前場はわずかながらプラス圏を維持したものの、後場は終盤に手仕舞い売りがかさみ、結局、前日比マイナス圏で着地した。売買代金は7月25日以来15営業日ぶりに2兆円台を下回った。

 個別では、トヨタ自動車<7203.T>が軟調だったほか、ファーストリテイリング<9983.T>ファナック<6954.T>なども冴えない。石川製作所<6208.T>サイバーエージェント<4751.T>が安く、ダブル・スコープ<6619.T>も売り優勢。森永乳業<2264.T>日立キャピタル<8586.T>が値を下げ、ドンキホーテホールディングス<7532.T>も売りに押された。TOKYO BASE<3415.T>も下落した。

 半面、ソニー<6758.T>が堅調、リクルートホールディングス<6098.T>も買われた。KLab<3656.T>が堅調、ブイ・テクノロジー<7717.T>も上昇した。ペッパーフードサービス<3053.T>が一時ストップ高に買われ、enish<3667.T>も大幅高となった。日本カーバイド工業<4064.T>が活況高、ジャパンディスプレイ<6740.T>JSR<4185.T>も値を上げた。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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