東京株式（前引け）＝米株高を引き継ぎ続伸

　２０日前引けの日経平均株価は前日比７１円２８銭高の２万９２円１４銭と続伸。前場の東証１部の売買高概算は８億５３６３万株、売買代金概算は１兆７２２億６０００万円。値上がり銘柄数は１４５０、対して値下がり銘柄数は４３０、変わらずは１４３銘柄だった。

　きょう前場の東京株式市場は、やや買い優勢で始まった後、前場後半に水準を切り上げた。前日の米国株市場でＮＹダウ、ナスダック指数、Ｓ＆Ｐ５００指数がいずれも過去最高値を更新したことで、国内外機関投資家のリスク許容度が高まり買いに反映された。ただ、為替が１ドル＝１１１円台で円高含みに推移していることや、日銀の金融政策決定会合やＥＣＢ理事会の結果を前に、ポジションを軽くする売り物が出て前引けはやや伸び悩んでいる。

　個別ではＴＤＫ<6762.T>が値を飛ばし、東京エレクトロン<8035.T>も堅調、レナウン<3606.T>も物色人気が加速した。安永<7271.T>、マルハニチロ<1333.T>、ＶＯＹＡＧＥ　ＧＲＯＵＰ<3688.T>などが大幅高。ダブル・スコープ<6619.T>、マクロミル<3978.T>も高い。半面、ファーストリテイリング<9983.T>が軟調、ｅｎｉｓｈ<3667.T>、ｇｕｍｉ<3903.T>は大幅安。ディー・エヌ・エー<2432.T>も大きく値を下げた。東京製鉄<5423.T>も安い。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）