フロイント産業の例
フロイント産業<6312>はJQスタンダードに上場している会社です。
企業間取引がメインなので消費者にはあまりおなじみではない会社といえそうですが、生活密着型製品に同社の技術が生かされており、これまでの流れから個人投資家が株式で資産効果を狙うには、じっくり付き合いたいタイプの銘柄ではないかと思い、研究してみました。
さっそく、様々な側面から見ていきましょう。
●どんな会社?
同社は製薬会社向けに
・薬を丸める造粒装置
・薬の用途に合わせて飲みやすくするためのコーティング材
・誤飲を防ぐための錠剤への刻字機械
・一連のアウトソージング
食品製造者向けに
・食品品質保持剤
を提供している会社です。
●業績
取引先の製薬会社などの設備投資ニーズに左右される傾向があるものの、後発薬推進の流れや消費者の健康志向から多様な健康サプリメントが提供される時流に乗って堅実な展開を見せています。
会社発表の分割調整後の2017年2月発表と2018年予想の一株当たり数値は
一株純利益 61.72円→76.08円(更新日4月5日)
一株純資産 706.62円
一株配当(実績ベース)20円
7月14日終値1460円で各データを求めると
予想ベースでのPER19.19倍
PBR 2.06倍
配当利回りは1.4%となります。
ここに2月、8月確定で実施される株主優待を勘案してみましょう。
●フロイント産業の株主優待
8月権利確定で
100株以上保有者に
1年以上継続保有:1,000円分
3年以上継続保有:2,000円分
となっています。
●これまでの株式分割
[1:2](09/05/26・・・参考/前年の株価平均は742円、分割前高値840円)
[1:2](16/02/25・・・参考/2016年2月の平均株価 1020円)実施されています。
●資産効果
過去2回の分割を取った場合の資産効果を計算してみましょう。
2009年の分割前、直前の840円で100株所有していたとすると、200株所有となり、
2016年、200株に対し1:2の分割によって所有は400株になり
7月14日終値換算で1460円×400株=584000円
元金(840円×100株)は約7倍に。
元金84000円を引くと50万円の含み益が生じている状態ですね。
期間中、配当や優待でさらに資産効果が高められているといえます。
目先の株価上下変動の幅を短期間に追うのも株式投資の楽しみの一つですが、同社の例を考えると元金を何倍にも増やすじっくり投資もいいものですね。
●じっくり資産効果を狙う投資
フロイント産業の特徴は
ニッチで堅実な業績が上げられている点
IR(投資家向け情報発信)によって多様な安定株主構成を目指している点
配当や優待の株主還元力、そして成長に信頼が持てる
などがあげられます。
分割で増えた株式で流動性が高まり、株価はその分、緩やかに動く傾向が出ますが個人や機関投資家が求める流動性が確保できるメリットもあります。
じっくり保有すればJQスタンダート市場から将来的には東証1、2部に昇格する可能性も考えられ「忙しくない投資」を目指す人には向いているのではないでしょうか。こうした個人投資家向けの資産効果の高い銘柄を今後も紹介していきますね。
企業間取引がメインなので消費者にはあまりおなじみではない会社といえそうですが、生活密着型製品に同社の技術が生かされており、これまでの流れから個人投資家が株式で資産効果を狙うには、じっくり付き合いたいタイプの銘柄ではないかと思い、研究してみました。
さっそく、様々な側面から見ていきましょう。
●どんな会社?
同社は製薬会社向けに
・薬を丸める造粒装置
・薬の用途に合わせて飲みやすくするためのコーティング材
・誤飲を防ぐための錠剤への刻字機械
・一連のアウトソージング
食品製造者向けに
・食品品質保持剤
を提供している会社です。
●業績
取引先の製薬会社などの設備投資ニーズに左右される傾向があるものの、後発薬推進の流れや消費者の健康志向から多様な健康サプリメントが提供される時流に乗って堅実な展開を見せています。
会社発表の分割調整後の2017年2月発表と2018年予想の一株当たり数値は
一株純利益 61.72円→76.08円(更新日4月5日)
一株純資産 706.62円
一株配当(実績ベース)20円
7月14日終値1460円で各データを求めると
予想ベースでのPER19.19倍
PBR 2.06倍
配当利回りは1.4%となります。
ここに2月、8月確定で実施される株主優待を勘案してみましょう。
●フロイント産業の株主優待
8月権利確定で
100株以上保有者に
1年以上継続保有:1,000円分
3年以上継続保有:2,000円分
となっています。
●これまでの株式分割
[1:2](09/05/26・・・参考/前年の株価平均は742円、分割前高値840円)
[1:2](16/02/25・・・参考/2016年2月の平均株価 1020円)実施されています。
●資産効果
過去2回の分割を取った場合の資産効果を計算してみましょう。
2009年の分割前、直前の840円で100株所有していたとすると、200株所有となり、
2016年、200株に対し1:2の分割によって所有は400株になり
7月14日終値換算で1460円×400株=584000円
元金(840円×100株)は約7倍に。
元金84000円を引くと50万円の含み益が生じている状態ですね。
期間中、配当や優待でさらに資産効果が高められているといえます。
目先の株価上下変動の幅を短期間に追うのも株式投資の楽しみの一つですが、同社の例を考えると元金を何倍にも増やすじっくり投資もいいものですね。
●じっくり資産効果を狙う投資
フロイント産業の特徴は
ニッチで堅実な業績が上げられている点
IR(投資家向け情報発信)によって多様な安定株主構成を目指している点
配当や優待の株主還元力、そして成長に信頼が持てる
などがあげられます。
分割で増えた株式で流動性が高まり、株価はその分、緩やかに動く傾向が出ますが個人や機関投資家が求める流動性が確保できるメリットもあります。
じっくり保有すればJQスタンダート市場から将来的には東証1、2部に昇格する可能性も考えられ「忙しくない投資」を目指す人には向いているのではないでしょうか。こうした個人投資家向けの資産効果の高い銘柄を今後も紹介していきますね。