東京株式(大引け)=126円安、過熱感意識され円高も利益確定売り誘発

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/05/26 15:51
 26日の東京株式市場は売り優勢の展開で、日経平均株価は寄り後に漸次水準を切り下げ、後場後半にまとまった売りが出て一段安となった。

 大引けの日経平均株価は前日比126円29銭安の1万9686円84銭と3日ぶりに反落。東証1部の売買高概算は15億6361万株、売買代金概算は2兆1551億2000万円。値上がり銘柄数は379、対して値下がり銘柄数は1538、変わらずは99銘柄だった。

 きょうの東京市場は、目先過熱感が意識されるなか、利益確定の売り圧力が表面化した。前日の米国株市場ではNYダウをはじめ主要指数が6日続伸と上値追いを続け、ナスダック指数は最高値を更新した。相対的に出遅れ感のある東京市場にもリスクを取る動きが期待されたが、前日時点で156%台にあった騰落レシオなどが警戒され、朝方からやや売りに押される展開に。日経平均は売り一巡後下げ渋る動きをみせたものの戻し切れず、前場後半から下げ幅を徐々に拡大。G7サミットの結果を見極めたいとの思惑も買いを手控えさせた。後場後半は為替市場で円高基調が強まったのを横目に一段安となった。円高方向に振れたことで自動車などの輸出セクターには逆風となったほか、原油市況の急落を受けて資源関連株なども軟調となり、全体の足を引っ張った。

 個別では、トヨタ自動車<7203.T>が売りに押され、国際石油開発帝石<1605.T>も冴えない。リクルートホールディングス<6098.T>も売りに押された。日本アジアグループ<3751.T>が大幅安、MonotaRO<3064.T>マネーパートナーズグループ<8732.T>も安い。関西ペイント<4613.T>が売られ、コシダカホールディングス<2157.T>IDOM<7599.T>も下落した。

 半面、任天堂<7974.T>が断トツの売買代金をこなし大幅高。エムアップ<3661.T>は連日の急騰。ソフトバンクグループ<9984.T>もプラス圏をキープした。サイバーリンクス<3683.T>がストップ高に買われ、ニチコン<6996.T>トランザクション<7818.T>なども値を飛ばした。ホシデン<6804.T>イー・ガーディアン<6050.T>が大きく上値を伸ばしたほか、OSJBホールディングス<5912.T>も物色人気に。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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