東京株式（前引け）＝米株高や円安追い風に反発、寄り後は伸び悩む

　２４日前引けの日経平均株価は前日比９４円５９銭高の１万９７０７円８７銭と反発。前場の東証１部の売買高概算は８億６２２４万株、売買代金概算は１兆５７６億６０００万円。値上がり銘柄数は１２８４、対して値下がり銘柄数は５５７、変わらずは１７４銘柄だった。

　きょう前場の東京株式市場は、前日の米国株市場でＮＹダウなど主要指数が揃って４日続伸と強い動きをみせ、これを受け朝方から主力株をはじめ広範囲に買いが優勢の展開となった。外国為替市場で１ドル＝１１１円８０～９０銭と円安水準で推移していることが、追い風材料となっている。ただ、東証１部の騰落レシオは前日時点で１４９％台と過熱感が意識されており、積極的に上値を買う動きは見られず、寄り後は徐々に伸び悩む展開となった。

　個別では任天堂<7974.T>が断トツの売買代金で上値追い、ブイ・テクノロジー<7717.T>も大きく買われた。東京エレクトロン<8035.T>、日本電産<6594.T>なども堅調。デジタルアーツ<2326.T>が値を飛ばし、ブレインパッド<3655.T>も上昇。ジーンズメイト<7448.T>が大幅高となったっほか、リンクアンドモチベーション<2170.T>も買い人気となっている。半面、しまむら<8227.T>が急落、オリエンタルランド<4661.T>も売りに押された。タカタ<7312.T>が安く、イーレックス<9517.T>、サイバーエージェント<4751.T>、明電舎<6508.T>なども値を下げた。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）