THKが2カ月ぶり新高値、世界的な設備投資需要拡大を背景に海外投資家の資金シフト観測

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/05/12 12:31
 THK<6481.T>が大きく買われ、3月10日以来2カ月ぶりの年初来高値に買われた。同社が11日取引終了後に発表した17年3月期連結決算は、売上高が2735億7700万円(前の期比13.8%増)、最終利益が167億3100万円(同23.2%増)と好調だった。17年12月期の連結業績予想については、決算期変更のため前期との比較はできないが、実質9カ月決算ながら最終利益段階で202億円を見込んでおり、これが好感された格好だ。

 直近は為替相場が円安方向に振れており自動車・電機・機械株セクターなどには追い風となっている。ただ、自動車セクターは米トランプ政権との通商摩擦が懸念されるなか上値が重く、市場では「海外投資家の日本株物色意欲が再燃するなかも、自動車株から一部設備投資関連への資金シフトが観測される」(準大手証券ストラテジスト)という。そのなか、直動システムを手掛ける同社株は上値思惑が膨らんでいる。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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