約2か月の調整から戻りを期待
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5月24日(水) 追記分
今月のスタートは3470円でしたが、5月23日高値3875円(終値は3830円)と、3月9日高値3840円を一時更新しました。
押し目で買って、数%の値幅を狙う銘柄として引き続き注目。
5月11日(木) 追記分
5月11日大引け後に、2017年3月期の連結決算、2018年3月期の予想を発表。前期は鉄道事業の採算が改善し、経常利益が前期比89.1%増の605億円に拡大。今期の経常利益は、鉄道事業における租税公課や減価償却費増などの影響で前期比4.9%減の576億円に減少する予想。
一方、同時に年間配当の増額を発表。前期は下期のみ38.5円を、今期は上期39円、下期39円の合計で年78円に増配の予想。
足元の事業環境も、ゴールデン・ウィーク(4月28日~5月7日)の利用状況では、九州新幹線の熊本~鹿児島中央間(87%増)、博多~熊本間(33%増)、新幹線・在来線合計で約72万8千人(16%増)など、前年の熊本地震の影響による反動増はあったものの好調。
また、博多の駅ビルも好調持続、日韓高速船ビートル(福岡~釜山航路)のゴールデン・ウィーク利用人員も8,823人(前年比47.8%増)など良好な状況で、今期予想は保守的な印象。
MSCI指数の定期銘柄見直しが5月16日に発表(実施は5月末)予定で、新規採用される可能性も高いと見ています。
目先は3月9日高値3840円を意識し、高値を超えられるか、その手前で上値が重くなるのかを見ていきたいところです。引き続き、数%狙いの銘柄として注目。
2017年5月5日 追記分
今月は3470円でスタートし,3510円でGW前は引けました。3840円の高値からの調整局面ですが,押し目は狙い目。ただ。値幅は小さく,数%狙いです。
【会社概要】
九州旅客鉄道(JR九州)は、運輸サービス、建設、駅ビル・不動産、流通・外食及びその他事業を九州全域を中心に展開。九州新幹線をはじめとした九州の主要都市間を結ぶ鉄道ネットワークを有しており、各主要都市では当社グループが保有する駅ビルを管理・運営しています。
【直近の事業環境と今後の課題】
・業績は順調
2016年3月期に鉄道事業固定資産の減損処理を行い、5259億円の特別損失を計上したため、鉄道事業の採算が改善しています。
また、2013年に運行を開始した豪華寝台列車「ななつ星in九州」の効果も継続して見込め、地理的にもアジアの玄関口としても外国人観光客の取り込みが今後も期待できるのではないでしょうか。
一方、今後の課題としては
・沿線の人口減少
九州は福岡県以外では人口の減少が続いており、今後も沿線人口の減少が予想されています。
不採算路線も多いため、今後、大都市の需要、観光客需要、インバウンド需要などの掘り起こしで、どのように負の部分をカバーしていけるかがポイントになりそうです。
・長崎新幹線も迷走
2022年春に開業予定の長崎新幹線(博多と長崎を結ぶ九州新幹線)では、導入予定の在来線と新幹線の両方の線路に対応するフリーゲージトレイン走行試験が中断して開発が遅れ、今後の見通しが立っていません。
フル規格で整備すれば地元の負担額が大きくなるため、簡単に出来るものではなく、解決すべき難しい問題が残されています。
JR九州にとって将来の収益機会となりますので、この問題の解決もポイントになりそうです。
【株価の動きと5月の想定レンジ】
2016年10月25日に新規上場。
公開価格2600円、初値3100円で上場し、その後しばらくは3000円近辺の株価で落ち着いた値動きでしたが、2017年2月8日に通期の業績予想を上方修正したことがきっかけとなって動意付き、2017年3月9日高値3840円まで一気に上昇しました。
上方修正の内容は、営業利益を従来予想の535億円から563億円へ、経常利益は同535億円から563億円へ、当期純利益は同382億円から407億円への修正です。
その後は調整を入れていますが、4月は何度か3400円近辺で下げ渋りの動きを見せており、28日終値では3495円と底堅くなってきた印象。
この水準でのPERは13.7倍と割安感もあります。
5月11日には決算発表も予定されており、来期への期待が膨らんでくるかが株価上昇のポイントになりそうです。
5月の予想レンジは3400円から3700円を想定。
5月24日(水) 追記分
今月のスタートは3470円でしたが、5月23日高値3875円(終値は3830円)と、3月9日高値3840円を一時更新しました。
押し目で買って、数%の値幅を狙う銘柄として引き続き注目。
5月11日(木) 追記分
5月11日大引け後に、2017年3月期の連結決算、2018年3月期の予想を発表。前期は鉄道事業の採算が改善し、経常利益が前期比89.1%増の605億円に拡大。今期の経常利益は、鉄道事業における租税公課や減価償却費増などの影響で前期比4.9%減の576億円に減少する予想。
一方、同時に年間配当の増額を発表。前期は下期のみ38.5円を、今期は上期39円、下期39円の合計で年78円に増配の予想。
足元の事業環境も、ゴールデン・ウィーク(4月28日~5月7日)の利用状況では、九州新幹線の熊本~鹿児島中央間(87%増)、博多~熊本間(33%増)、新幹線・在来線合計で約72万8千人(16%増)など、前年の熊本地震の影響による反動増はあったものの好調。
また、博多の駅ビルも好調持続、日韓高速船ビートル(福岡~釜山航路)のゴールデン・ウィーク利用人員も8,823人(前年比47.8%増)など良好な状況で、今期予想は保守的な印象。
MSCI指数の定期銘柄見直しが5月16日に発表(実施は5月末)予定で、新規採用される可能性も高いと見ています。
目先は3月9日高値3840円を意識し、高値を超えられるか、その手前で上値が重くなるのかを見ていきたいところです。引き続き、数%狙いの銘柄として注目。
2017年5月5日 追記分
今月は3470円でスタートし,3510円でGW前は引けました。3840円の高値からの調整局面ですが,押し目は狙い目。ただ。値幅は小さく,数%狙いです。
【会社概要】
九州旅客鉄道(JR九州)は、運輸サービス、建設、駅ビル・不動産、流通・外食及びその他事業を九州全域を中心に展開。九州新幹線をはじめとした九州の主要都市間を結ぶ鉄道ネットワークを有しており、各主要都市では当社グループが保有する駅ビルを管理・運営しています。
【直近の事業環境と今後の課題】
・業績は順調
2016年3月期に鉄道事業固定資産の減損処理を行い、5259億円の特別損失を計上したため、鉄道事業の採算が改善しています。
また、2013年に運行を開始した豪華寝台列車「ななつ星in九州」の効果も継続して見込め、地理的にもアジアの玄関口としても外国人観光客の取り込みが今後も期待できるのではないでしょうか。
一方、今後の課題としては
・沿線の人口減少
九州は福岡県以外では人口の減少が続いており、今後も沿線人口の減少が予想されています。
不採算路線も多いため、今後、大都市の需要、観光客需要、インバウンド需要などの掘り起こしで、どのように負の部分をカバーしていけるかがポイントになりそうです。
・長崎新幹線も迷走
2022年春に開業予定の長崎新幹線(博多と長崎を結ぶ九州新幹線)では、導入予定の在来線と新幹線の両方の線路に対応するフリーゲージトレイン走行試験が中断して開発が遅れ、今後の見通しが立っていません。
フル規格で整備すれば地元の負担額が大きくなるため、簡単に出来るものではなく、解決すべき難しい問題が残されています。
JR九州にとって将来の収益機会となりますので、この問題の解決もポイントになりそうです。
【株価の動きと5月の想定レンジ】
2016年10月25日に新規上場。
公開価格2600円、初値3100円で上場し、その後しばらくは3000円近辺の株価で落ち着いた値動きでしたが、2017年2月8日に通期の業績予想を上方修正したことがきっかけとなって動意付き、2017年3月9日高値3840円まで一気に上昇しました。
上方修正の内容は、営業利益を従来予想の535億円から563億円へ、経常利益は同535億円から563億円へ、当期純利益は同382億円から407億円への修正です。
その後は調整を入れていますが、4月は何度か3400円近辺で下げ渋りの動きを見せており、28日終値では3495円と底堅くなってきた印象。
この水準でのPERは13.7倍と割安感もあります。
5月11日には決算発表も予定されており、来期への期待が膨らんでくるかが株価上昇のポイントになりそうです。
5月の予想レンジは3400円から3700円を想定。