東京株式(前引け)=地政学リスク背景に先物主導で続落

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/04/12 11:43
 12日前引けの日経平均株価は前日比231円83銭安の1万8516円04銭と続落。前場の東証1部の売買高概算は10億2186万株、売買代金概算は1兆571億2000万円。値上がり銘柄数は151、対して値下がり銘柄数は1817、変わらずは45銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、引き続き地政学リスクを背景とした投資家の不安心理が下げに反映された。前日の米国株市場ではNYダウが一時100ドルを超える下げから6ドル安まで下げ渋ったものの、外国為替市場で1ドル=110円を割り込む円高に振れたことなどからリスクオフの流れが継続、主力株中心に逆風となった。北朝鮮問題に対する警戒から買い手控えムードが強い。日経平均は先物主導で一時1万8500円を下回る水準まで売り込まれた。

 個別ではトヨタ自動車<7203.T>など自動車株が売られ、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>などメガバンクや第一生命ホールディングス<8750.T>など保険株も軟調。日本電産<6594.T>、ソニー<6758.T>なども売りに押された。竹内製作所<6432.T>が急落、ローツェ<6323.T>クラリオン<6796.T>なども大きく下げた。半面、石川製作所<6208.T>の物色人気は継続し大商いで急騰、東京計器<7721.T>豊和工業<6203.T>も上昇した。吉野家ホールディングス<9861.T>ホシデン<6804.T>サカタのタネ<1377.T>コーナン商事<7516.T>なども高い。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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