◆円高やエネルギー不足を取るか、強気形状のチャートを取るか?
17日(金)の日経平均は、横ばいから小幅続伸の底堅い展開の想定です。
16日(木)の日経平均は、1ドル=113円台前半の円高で売り先行から切り返し、小幅反発で終了しました。
昨晩の米国FOMCでは、大方の予想通り0.25%の利上げが実施されました。市場の関心だった年間の利上げ回数は3回(今回を含む)で、利上げペースの加速にはなりませんでした。
米国市場は株高、ドル売りの反応でしたから、利上げペースの加速を警戒していた株式市場と利上げペースの加速を期待していた為替市場がそれぞれ逆の反応になったと考えられます。
ドル円に連動しやすい日経平均ですので、円高の方に反応して売り先行のスタートになったのですが、寄り付きを安値に切り返す展開になりました。
イベント通過で動きやすくなったことや、もう1つの懸念材料だったオランダ総選挙で与党有利と伝わったことが安心感につながったようです。
日足チャートは5日線、25日線、75日線がそろって上向きの3線上昇型を保ちつつ、5日線割れから陽線で切り返しているので、明日は続伸を想定したい場面です。
ただし、続伸すると日経平均は高値を超えてしまいますから、1ドル=113円台の為替水準で高値を更新するのはしっくりきません。
また、高値を抜けるためのエネルギーが不足している点も気がかりです。
今日の引け後に発表された投資主体別売買動向では、外国人投資家が4週連続の売り越しになっていました。日経平均が昨年来高値圏に位置している2月中旬から、外国人投資家が買っていないというデータです。
円安のサポートがないこと、外国人買いのエネルギーが不足していることを考えると、強気になりきれないところです。
さらに明日は国内が3連休を控えた週末ですから、高値更新して保ち合いを離れるブレイクアウトまでにはいきそうにありません。
それでもチャートは強気形状ですので、過度に弱気になる必要はないと考えています。横ばいから小幅続伸で底堅い展開になると考えています。
16日(木)の日経平均は、1ドル=113円台前半の円高で売り先行から切り返し、小幅反発で終了しました。
昨晩の米国FOMCでは、大方の予想通り0.25%の利上げが実施されました。市場の関心だった年間の利上げ回数は3回(今回を含む)で、利上げペースの加速にはなりませんでした。
米国市場は株高、ドル売りの反応でしたから、利上げペースの加速を警戒していた株式市場と利上げペースの加速を期待していた為替市場がそれぞれ逆の反応になったと考えられます。
ドル円に連動しやすい日経平均ですので、円高の方に反応して売り先行のスタートになったのですが、寄り付きを安値に切り返す展開になりました。
イベント通過で動きやすくなったことや、もう1つの懸念材料だったオランダ総選挙で与党有利と伝わったことが安心感につながったようです。
日足チャートは5日線、25日線、75日線がそろって上向きの3線上昇型を保ちつつ、5日線割れから陽線で切り返しているので、明日は続伸を想定したい場面です。
ただし、続伸すると日経平均は高値を超えてしまいますから、1ドル=113円台の為替水準で高値を更新するのはしっくりきません。
また、高値を抜けるためのエネルギーが不足している点も気がかりです。
今日の引け後に発表された投資主体別売買動向では、外国人投資家が4週連続の売り越しになっていました。日経平均が昨年来高値圏に位置している2月中旬から、外国人投資家が買っていないというデータです。
円安のサポートがないこと、外国人買いのエネルギーが不足していることを考えると、強気になりきれないところです。
さらに明日は国内が3連休を控えた週末ですから、高値更新して保ち合いを離れるブレイクアウトまでにはいきそうにありません。
それでもチャートは強気形状ですので、過度に弱気になる必要はないと考えています。横ばいから小幅続伸で底堅い展開になると考えています。